学長・野風草だより

No.738

No.738 2016年10月3日(月)

読書の秋、図書館に私の5つ星本コーナー

 アサガオにもいろいろあります。日本アサガオのそこはかとない風情、西洋アサガオのどんどん伸びて一日咲き続ける強さ。もう一つ、琉球アサガオというのもあり、昨年からモミジ葉の品種でグリーンカーテンを作っています。8月末頃から咲き始め、今もけなげに咲き続けてくれています。毎朝咲いているのを見るのは、うれしいことです。
 山法師の実が、今年は20ほど着き、段々大きくなって、少しは小鳥さんに食べられましたが、まだ10ほど残っていました。サッカーボールみたいな感じで、緑色から黄色、そして赤色に色づきました。ええ感じと思い、写真を撮りました。翌日、ええっ!!!、一つもありません。吉田山の小鳥さんにすべて食べられてしまいました・・・まあ、今年は赤く色づくところまで見られたのだから、いいとしようか。

 今年のビブリオバトルを紹介しましたが(野風草だよりNo.712)、そこで私のオススメ5つ星本、2015年と2016年前半をリストアップしました。図書館の方が、ありがたいことに、受付前にわざわざコーナーを作ってくれました。学生さんたちの選書の参考になれば、うれしい限りです。

 私の読書歴をふり返ってみて最初に覚えているのは、中学・高校の頃に読んだ山本周五郎の時代小説です。本屋で立ち読みしながら新潮社のを全巻読みました。『さぶ』など読みながら涙が出てきたこともありました。何故か買って読むという発想がなかった。何で図書館で借りなかったのかな?他はまあ、夏目漱石とか芥川龍之介とか、ありきたりの教養として読んだ程度でした。大学に入ってから50歳前までは、ずっと小説などは読みませんでした。30年間の空白。どうしてかな?専門書ばかり読んでたのかな?司馬遼太郎が流行っていましたが、故郷松山が舞台となる『坂の上の雲』以外は読みませんでした。

 再び読むきっかけとなったのは、2003年の11月29日に、山田洋次監督を迎えて映画「たぞがれ清兵衛」をフレアホールで見たことです。清兵衛が討ち果たした後、「宮沢りえ」と再会するシーン、今でも鮮明に覚えています。うわー、藤沢周平というのはすごいなと思い、すぐに文庫本で「買って」読み始めました。すべて読みました。次は宮城谷昌光の中国小説にはまり、これもすべて文庫本で買って読みました。
 こうして時代小説の世界が開けていき、池波正太郎、山田風太郎、戸部新十郎、隆慶一郎、五味康祐、乙川優三郎、葉室麟などと読み漁ってきました。ただし、もう買うのはやめて市の図書館で借りることにしました。2005年に偶然、今野敏の『隠蔽捜査』を読んでからは警察小説などにはまり、今野敏、佐々木譲、大沢在昌など、そして東野圭吾、横山秀夫、宮部みゆき、綾辻行人などの推理物、さらには神林長平、上橋菜穂子などへと、どんどん小説の世界が広がっていきました。新海誠も映画を見たので、原作を読んでみよう。
 じゃあ、誰が、どれが一番好きかと問われたら、何と答えようかな???