学長・野風草だより

No.749

No.749 2017年1月1日(日)

謹賀新年

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 昨年末で、この野風草だよりも748回の更新となり、約59万回のアクセス数となりました。ご覧いただいた皆さまに、篤く御礼申し上げます。今年も引き続きご覧いただきますように、何卒よろしくお願いいたします。
 今年の正月は、晴天で気持ちの良い日でした。年末から大掃除や新年の準備を致しましたが、「啓翁桜」という新年に咲く珍しい桜を見つけて、鏡餅の横に飾りました。もともとは九州の久留米で品種改良されたもののようですが、今は主に山形県で促成栽培されて出荷されているようです。何となく、「新春」らしくて気に入っています。

 大晦日の夜は、年越しそばを食べてから、近くの善正寺で除夜の鐘を突きました。
ゴーーーン、ゴーン、カーーン、周りからいろいろな鐘の音が5、6種類聞こえてきます。元旦になりお雑煮とお屠蘇をいただいてから、初詣はいつものように吉田神社、大元宮、宗忠神社、そして真如堂、金戒光明寺(黒谷さん)を回りました。吉田神社ではお初穂をいただき、全国の神々を祀る大元宮では、故郷に帰りませんでしたので、伊予の神々の社にお参りしておきました。
 宗忠神社ではお神酒を頂戴して、宗忠神社独自のお御籤をひきました。今年は「吉」。黒住教の御歌は、「向こうこと 皆楽しみと 思いなば これぞ浮世の 大徳(たいとく)という」。御教語は、「見るも聞くも一々味ゑ」。
 黒谷さんにお参りすると、階段を上がって左手に、お休み処として2階建ての「戀西楼」が出来ていました。食事もできるようです。しばらく黒谷さんまでは散歩していなかったので、びっくりしました。

 昨年末に「老眼鏡」をこしらえました。最近眼がシバシバ、ショボショボしますし、近くの新聞や文庫本の文字がとても見えにくくなったので、思い切って家族が通院している眼科へ行きました。お医者さんに、「あなたよくここまで我慢しましたね。えらいけど、もう限界ですよ。これ以上我慢したら、肩こりや歯にガタが来ますよ」と、優しくアドバイスされたというか脅かされたというか・・・。
 64歳の誕生日を期して、メガネデビュー?をすることにしました。かつて福井県鯖江出身のゼミ卒業生がメガネについて卒論を書いていたのを思い出し、四条寺町上がるの「さばえめがね館」で購入しました。杉本圭彦デザインのもので気にいっています。
 確かによく見えます。HAPPY!!!でもかけたりはずしたり、今まで全くしてこなかった新たな動きが一つ付け加わったことで、大袈裟ですが、人生の転換点となりました。「老年」に入ったことを強く意識しはじめたのです。
 初心に戻り、原点に帰って、「生かされ活きている人間」としてどう生きていくのか。残された人生を全うすべく、「イマ・ココ・コレ」を大切にしなくてはと思うようになりました。「いのち」が「私」しているという心境に近づいています。初代学長の黒正巌博士の言葉なら「道理は天地を貫く」ですし、元学長の鈴木亨先生の言葉でいえば「存在者逆接空・空包摂存在者」ということでしょうか。生わかりに安住せず、メガネをかけたりはずしたりしながら、じっくりと温めていきたいと思います。