学長・野風草だより

No.781~790

No.781 2017年4月3日(月)

春爛漫の百花繚乱 地域とつながる学生たちの活躍

 入学式を終えると、一挙に桜が開き始めました。春ですね。我が家の庭でも、次々と花たちが咲いていきます。何かしら心が浮き立ってきます。ありがとう。この頃、草木の写真づいているのですが(野風草だよりNo.775779)、今回は百花繚乱の姿をご紹介します。50音順に、クリスマスローズ、石楠花、沈丁花、椿、木瓜、木蓮、雪柳、連翹です。よく見かける花ばかりですので、わかりますよね。
 クリスマスローズは、我が家の庭では珍しくカタカナ書きの洋物です。30年ほど前に庭の日当たりが悪かった時、半日陰の草花で唯一咲き続けてくれたのが、このクリスマスローズなのです。愛着があり、可愛がっています。種がこぼれて少しずつ広がってくれています。最近バイテクでいろいろな色が出現してきていて、人気の草となりました。私も写真のように黒(というか紫)を一株買いました。

 学生たちが地域とつながる活動を長年にわたり続けてくれています。「つながる力。No.1」を実践してくれています。ありがとう。土曜日に地域の児童さんへの補習授業を行う「だいけいだい教室」は、教員志望の学生さんたちが中心となって2014年から始まり(野風草だよりNo.407483554)、現在まで続いています。2月18日、ちらっとのぞきました。インフルエンザの影響か、やや少なめでした。2016年度の実施回数は38回、参加者総数は1,083人となり、1回あたり30名ほどです。学生たちは毎回10名前後が指導にあたっています。夏休みの特別な宿題指導もしています。クリスマス会など、楽しい企画をしていて、交流も深めています。指導されている学生の皆さん、お世話いただいている教務部の皆さん、ありがとうございます。

 体育クラブによるキッズカレッジも、すっかり地域に定着してきました。2011年度から野球で始まり、サッカー、陸上、アメリカンフットボール、バスケットボールと次々に内容も参加人数も充実してきました(野風草だよりNo.125192276314364494679)。2016年度には、かけっこ教室(実施:陸上競技部)を9月25日(日)10時~12時、摂津キャンパス北校地人工芝グラウンドで行い、26名の参加がありました。野球教室(実施:硬式野球部)は、11月23日(水祝)10時~13時、摂津キャンパス南校地人工芝グラウンドで29名の参加で行われました。サッカー教室(実施:サッカー部)は、12月3日(土)10時~12時、南校地人工芝グラウンドで15名、バスケットボール教室(実施:バスケットボール部)は今年の2月18日(土)10時~12時30分、大隅キャンパス体育館で14名の参加がありました。フラッグフットボール教室(実施:アメフト部)は、残念ながら雨天中止となりました。各クラブの皆さん、お世話いただいた学生部の皆さんに感謝申し上げます。
 2月18日、体育館でバスケ教室を見学しました。子供たちがうれしそうにコートを走り回っている姿は、なんとも微笑ましいです。シュートが決まった時にうれしそうな笑顔。この日は何と、NHKが取材に来てて、昼からニュースで放送されました。ちょうどiPadで保護者の皆さんと見ました。

 高齢者向けの健康教室の学生サポーターのお別れ会が、3月13日に開かれましたので、感謝の言葉を述べに参りました。和やかに懇談している姿を見ていると、地道な積み重ねが地域とつながる力になってきたんだなと実感します。学生サポーターの皆さん、以前指導していただいていた中尾先生、そして現在指導していただいている江藤先生、ありがとうございます。きさんじ塾について、少し江藤先生に紹介していただきました。
 「きさんじ塾」は毎年9月に新規の受講生が入ります。9〜12月の3ヵ月間続き、その後も続けたい人は「きさんじクラブ」の名称で、入塾から3年間続けることができます。塾もクラブも一緒になって運動し、内容は変わりません。3年間が終わり、まだ続けたい方は再度新規生として申し込めば受講可能です。年齢制限があり,申し込み時点で75歳を過ぎていれば入れません。数回、リピーターとして新規申し込みを繰り返した方で、申し込み時に74歳だった方は、最長76歳くらいで「卒業」されていかれます。
 2016年度は、9月から13期生が加入し、12期生、11期生の継続者と共に活動しました。2016年度に活動された受講生は、11期生が12名、12期生が7名、13期生が20名で合計39名です。毎回の教室には、だいたい30名は出席されているという状況でした。受講生の中には、ガンが発症し手術を乗り越えてきさんじに復帰されている方や脳血管疾患の既往歴をお持ちの方もおられ、体力レベルに応じた個別対応だけでなく、学生らは有疾患者に対する運動指導の注意点なども学んでいます。

 きさんじは2006年に中尾先生と中尾ゼミの学生が中心となり、立ち上げられました。立ち上げ当時から継続して受講されている方もおられ、10年以上続けているという方もおられます。受講生の延べ人数は、1〜7期くらいまでは募集制限が10名、8期以降は20名で、だいたい制限人数を満たしています。リピーターを新規加入者とせず、1名とカウントすると、これまで約100名の方が受講されています。リピーターを1名とせずカウントすると、3期生まで(2016年度現在)で200名ちょっとは受講されたことになると思います(野風草だよりNo.18372419539568)。
 2016年度の学生ボランティア数は、4年生が8名、3年生が6名、2年生が3名の計17名でした。2015年度卒が8名、14年度は3名、13年度も3名だったと思います。各学年の平均が約5名.2015年度までの卒業生が10年で50名いたと推測できるかと思います。専任教員で関わっているのは,中尾先生(2006年から2015年度のご退職まで)と江藤先生(2013年度着任から現在)です。

○学生代表の周参見 凌君(人間科学部4年)のコメント
 「きさんじ塾」は地域高齢者の方と学生スタッフが、共に楽しみながら運動をする健康教室です。学生スタッフはバランスボール、ラダートレーニング、マシンを用いたレジスタンストレーニング、有酸素性運動などの運動指導だけでなく、納涼祭やハイキングなど、様々な活動を通して、受講者さんと和気藹々と活動しています。普段関わりを持つことが難しい地域高齢者の方との交流は、学生スタッフにとって大変貴重な学びの場になっており、成長にも繋がっています。今後は、運動を通して、たくさんの地域高齢者が、笑顔で集まるより魅力的な場所にするため、運動指導の質を上げるだけでなく、新しい取り組みにも積極的にチャレンジしていきたいです。