学長・野風草だより

No.795

No.795 2017年5月19日(金)

アートとしてのポスター

 上新庄駅から歩いて大学に来ると、B館前のフロントでたくさんのポスターが並んでいます。クラブの活躍した様子、講演会やセミナーの案内など、思わず見入ってしまいます。そしてB館を抜けて、J館前に来るとまたポスターがあり、記憶に残っていきます。最近はD館前の広場にはあまり行かないのですが、そこにもポスターが並んでいますね。このすばらしいポスター、どなたが作っているか、ご存知ですか?
 学生部の大橋 遊さんです。2007年から作り始めて、これまでに細かいものも含めると300枚以上作ったそうです、ありがとうございます。これまでの「作品」を見せていただきました。私は大きなポスターだけだと思っていましたが、学生部の催し物の案内やちょっとした会場までの道案内など、いろいろな物を作っているのがわかりました。とくにこの数年のポスターは、印象的な物が多いです。動きがある、色使いが鮮やか、見出しがドキッとするなどなど。「アート」ですね。

 私の好きな作品を4点選んでみました。右上の4点です。大橋さんにはお気に入りを8点、選んでもらいました。右の4点とコメントの横の4点です。ベスト1は、二人とも一緒でした。私はどちらかというとシンプルな図柄や配色が好みのようです。大橋さんは、デザイン的に工夫されているのがお好きなのではないかと思います。自分であれこれと工夫された作者なのですから、当然かもしれません。
 写真が抜群に良くなったのは、学生部スポーツ・文化振興課の皆さんが、試合の応援に行かれて、高性能の望遠レンズで撮影されているからでしょう。キャッチコピーのうまさは、学生さんたちへの愛情があるからでしょう。写っている学生さんからは、部屋に飾っておく、故郷の両親に贈りたいということで、リクエストが絶えないそうです。大橋さんには、今後ともさらなるアートとしてのポスターを作り続けていただくことを熱望します。

○大橋 遊さんのコメント
 ポスターを作る時に気を付けていることはいくつかありますが、その中で特に気を付けているのは「一番伝えたいことは何か」「見た瞬間に分かる」という2点です。クラブの結果であれば結果を出した学生さんや、その感動を味わった周りの人たちの想いをポスターに表現する。講演会のお知らせであれば、重要なのは多くの人に参加してもらうことなので、興味を抱いてもらえるよう講演会のおもしろいところを引き出す、プレゼンテーションのような気持ちで作成しています。
 また、「同じものを作らない」ようにもしています。作っていてパターン化してくるので、飽きないように今までやったことのない工程をいれたりして工夫しています。そしてクラブの結果であれば素材の写真から感じるインスピレーションを壊さないように作っているので、それで個々に違ってくるのかもしれません。また作るときには学生さんがポスターを見て喜んでいるところを想像してニヤニヤしながら作っています(笑)。実際に喜んでくれているところを見ると更にやる気もわいて、次はもっと「おお~!」と思わせてやろうと意気込んで取り掛かっています。
 今回こうやってピックアップしていただきましたが、私が作っているポスターには私一人ではなく、文章を考えてくださる方や、自分が迷った時にポスターを見て選んでくださる方など周りの協力があって出来上がっています。その方たちにも感謝し、より人の心に残るポスターを作っていこうと思います。