学長・野風草だより

No.798

No.798 2017年5月23日(火)

夏椿の花咲く 『大学案内』が出来ました

 急に暑くなり、春が過ぎていきます。庭の夏椿がいっぺんに咲きだしました。少しピンクがかったつぼみの時から待っていて、朝方可愛いらしい白い花が開き、夕方には落ちています。そして次から次と咲いては落ちていきます。お釈迦様の入滅の時にそばにあった沙羅双樹(熱帯性植物)とは違うようですが、いつの間にかこの夏椿が日本では沙羅双樹と呼ばれるようになったそうです。
 『平家物語』の冒頭で「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす」とありますが、この「沙羅双樹」は「夏椿」を指しているらしいです。「一日花」の哀れさ、可憐さから来るのでしょう。6月なったら妙心寺の塔頭東林院の「沙羅の花を愛でる会」に行ってみよう。

 本学の『大学案内』が出来ました。読んでいますと、学生さんたちの多方面での活躍が満載です。年々内容も充実してきているように思います。広報課の皆さま、ご苦労様でした。是非ご覧になってみてください。以下は、最後のところで私が寄せた学長メッセージです。

“大経大プライド”・“大経大プロフェッショナル”・“大経大ファミリー”
 私は、「ゼミの大経大」、「マナーの大経大」、「就職の大経大」を一貫して言ってきました。学生たちはこの間、着実に成果をあげてきています。昨年の準硬式野球部の全国制覇(清瀬杯)、一昨年の自転車部サイクルサッカーの関西、全国の大会すべてで優勝。公認会計士試験で、2年連続現役合格。学内のZEMI-1グランプリをはじめ学外の各種ゼミコンテストでの受賞など、大経大生の活躍は多岐にわたります。就職率は希望者に対し92.0%です。

 こうした成果をふまえて、私は大阪経済大学のワンラックアップをめざすために、新たに次の3つの教育を示しています。「大経大プライド」、「大経大プロフェッショナル」、「大経大ファミリー」です。

 学生たちが大経大にプライド、誇りを持てるようにします。卒業する時、大経大に来て良かった、社会に出て大経大の卒業だと胸を張って言えるように、4年間のキャンパスライフを充実できるようサポートします。
 ゼミ活動、クラブ活動、就職活動、留学、資格取得などなど、一流と言える、さすが大経大生とうならせるプロフェッショナルを育てていきます。どんどん挑戦できるよう励まし、成功すればお祝いします。
 学生たちを中心として、周りにサポートする教職員、さらには9万人をこえる卒業生、地域や企業の大経大の学生を応援してくれるファンにより、学内外を問わない温かいファミリーを作っていきます。大学は、皆さんの「第2の家」です。「つながる力。No.1」です。

 これら3つのプライド、プロフェッショナル、ファミリーの軸、芯柱になるものは、85年の歴史を持つ「自由と融和」の建学の精神です。そして初代学長である黒正巌博士が言われた「道理は天地を貫く」の精神です。いかなる困難に遭おうとも、道理は天地を貫くことに確信を持ち、生きていってほしいとのメッセージです。いかに生きるのか、学生時代そして一生考え続けてほしいと思います。

 これからの日本社会を担っていくのは、若い皆さんたちです。伸びる芽を、皆さん一人ひとりが持っています。本学は「そっと手を添え、じっと待つ」という教育方針のもと、皆さんそれぞれの芽に水をあげたり、見守ったり、手をさしのべて育てていきます。「大経大プライド」、「大経大プロフェッショナル」、「大経大ファミリー」、これが本学の教育です。