学長・野風草だより

No.835

No.835 2017年11月11日(土)

大樟教育研究会の力で教職の大経大へ

 大樟教育研究会も17回目を迎えました(野風草だよりNo.757)。毎年お招きいただきありがたいことです。今年も小学校で10名、中学校で5名、高校で27名、支援学校で4名、計46名の先生方にお集まりいただきました。学生たちも16名が集まってくれました。うれしかったのは、私のゼミの第1期生で、岐阜で高校の先生をしている澁谷裕子さんと10年ぶりにお会いできたことです。病気をされていたと聞いていたので、手を握り合って現場復帰を喜び合いました。
 私からは、何と40分もお話しさせていただきました。故眞鍋一美先生の思い出、現在の時代をどのように鳥瞰するのか。この15年ほどの入学志願者数、卒業率、就職率などの推移をグラフで示しながら大学の現場の動きをしっかりと抑えること。そして建学の精神、黒正巌博士の言葉などを紹介し、大学の芯柱をしっかり守っていくことを強調しました。そのうえで新たに策定した全学の教育目標、3ポリシーを紹介して、今後それらにそって教育の質保証、教育改革を進めていくことをお話ししました。大局的(世界史的)に「鳥の眼」で見る、現場(史料)に根ざした「虫の眼」を大切にする、この複眼的視野が大切です。私が農業史研究を始めてから、黒正巌博士のお弟子さんである私の恩師から厳しく教えられたことです。久しぶりにたっぷり時間をいただいたので、ついついヒートアップしてしまいました。時間もちょいオーバー・・・

 2017年度は、現役1名、既卒9名が教員採用試験に合格しました。おめでとうございます。2010年度から2017年度までで、現役と既卒合わせて89名が教員採用試験に合格しています。学生たちの頑張りはもちろんですが、ご支援いただいてきた大樟教育研究会の皆さまに心から感謝いたします。教職担当の教職員の皆さま、総会のお世話をいただいている総務の職員の皆さまにもお礼申し上げます。この日も各分科会で、現役学生と先生方が熱心に議論をし交流している姿を見て、うれしくなりました。
 研究会・懇親会終了後は、最近の卒業生と現役生が近くの居酒屋に集まり、さらなる交流を深めたと聞いています。若い力で「教職の大経大」をめざしてほしいと思います。

○経営学部4年生の勝田 菜那さんのコメント
 この度、大阪府の教員採用試験を高等学校、商業で合格することができました。高校生の時から教師を志し、香川から大阪に出てきて一人暮らしを始めました。4年間の努力が実り、やっと教師のスタートライン立つことができたこと本当に嬉しく思います。
 採用試験を受けるにあたって、何度も壁にぶつかり、挫けそうになりましたが、一緒に教師を目指す仲間や、側でずっと支えてくださった教務部の方々のおかげでなんとか乗り越えることができました。高校生の居場所になる学校、学級をつくっていけるよう、初心を忘れず成長し続けたいと思います。