学長・野風草だより

No.841~850

No.841 2017年11月24日(金)

「京都西川」で頑張る大経大OB

 皆さん、右の写真、何だと思いますか?河原町通松原上るの京都西川の本社の入り口を入ると、ロビーにいきなり花柄の毛布で出来た人形たちが並んでいるのです。一つ席が空いています。花柄毛布のスーツが用意されていて、着て座らはったらどうですえ・・・の雰囲気。早速、チャレンジ。でも、何だか落ち着かない・・・
 これは、毛布アーティストの江頭誠さんの作品で、こうした花柄の毛布を素材にして、大型の立体作品を発表して有名な方だそうです。京都西川ローズ60周年&毛布の日(11月20日)制定記念として、ローズ毛布アート展として展示されていたのです。面白い!!!こうしたアソビ心が、美女と野獣、伊藤若冲、京鹿の子、東海道53次の京師などの布団を産んでいるのでしょう。

 この日は、元社長・現相談役の大河内徹心さんのお誘いで、京都西川の大経大OB・OGの皆さんに、大経大の現状と卒業生への期待をお話しさせていただきました。24名いるそうですが、当日は急に寒くなって営業が忙しくなり、12名の参加でした。大河内さんの昭和48年卒が一番古く、紅1点の女性は今年卒業したばかりでした。
 「ふとん着て 寝たる姿や 東山」の服部嵐雪の句にある通り、本社ビル最上階からは東山が一望できます。ホームページを拝見していると、「京ごよみ」には24節気・72候の時候と京の風景が紹介され、「京の彩・染と織」では染織の歴史を紹介しています。伝統を継承しながら革新を続けて、京都発の「ほんまもんのふとん」を発信し続ける京都西川の上品なセンスがうかがわれます。
 1566年に近江の地で蚊帳や生活用品の販売で創業、1750年から弓仕入所として京店を開き、1887年からふとんを販売し始めました。会社組織としては1941年創立となり、創業451年の歴史を誇ります。さすが、京都の企業です。「京都らしさ」を活かしながら、眠りの文化を創造していってほしいと思います。OB・OGの皆さまの活躍を期待しています。

○大河内徹心相談役のコメント:「寝具業界の担い手たち」
 創業451年をむかえた寝具メーカー京都西川には、現在24名の大阪経済大学の卒業生が頑張ってくれています。紅葉がまっ盛りの11月24日、京都木屋町にある餅料理「きた村」において数十年ぶりに現役メンバーが集まり、徳永学長、黒正部長を特別ゲストとして招き京都西川「大経大OB会」が開催されました。本年入社した女性卒業生も新しく加わり無礼講の楽しいひと時を過ごしました。
 くしくも京都は明治維新150年の区切りの年を迎え、150年前、幕末から維新へ、重い扉をこじ開けた若者たちのリーダー西郷隆盛はじめ若者たちの力で新しい時代が始まりました。そのため、京都の街も大きく変わりました。安土桃山時代に近江八幡で生を受けた京都西川は、京都・松原に店を持ち、弓矢、刀の卸をしておりました。時代とともに、弓や刀の時代はなくなりましたが、逞しく繊維の仕事を起こし、現在では寝具業界のトップメーカーになろうとしております。当然、大経大出身者が会社の柱の担い手になっています。今やふとんは家庭で仕立てる時代からお店で売る商品に育ち、現在では健康寿命の延伸になくてはならない役割を果たしています。
 「不易流行」時代は大きく変わります。そんな中で大経大生は頑張る人たちの集団でした。