学長・野風草だより

No.857

No.857 2018年3月3日(土)

春を呼ぶ大阪場所、高田川部屋へ

 3月11日より、大阪場所が始まります。各相撲部屋は大阪の各地で稽古に励んでいます。大阪商業大学の吉岡幸男様のご紹介で、高田川部屋の朝稽古を拝見することが出来ました。大阪商業大学が持つ研修施設で大阪道場を開いているご縁です。
 私は相撲が好きで、2004年3月に同じ東大阪で、元横綱三重ノ海の武蔵川部屋を訪ねたことがあります。横綱武蔵丸がちょうど引退していて、武双山・出島・雅山の3大関、垣添などの力士がいました。初めてちゃんこ鍋をいただいたことを覚えています。

 高田川部屋は、元関脇安芸乃島が親方として、50歳を過ぎてもまわしを締めて指導に当たっています。高田川部屋は厳しい稽古で有名だそうですが、親方からは「そんな稽古してたら怪我するぞ!」、「俵の向こうは崖だと思え!」といった叱咤激励、大声が飛びます。この日は、幕内の輝関、竜電関、そして片男波部屋から玉鷲関が出稽古に来ていました。ぶつかり稽古が段々と真剣勝負に変わっていきます。150Kg同士がぶつかります。10番、20番、顔が真っ赤になってきて、汗が噴き出しています。すごいです。こわいくらいです。
 最近何かと相撲界は話題になっていますが、こうした命がけともいえる真剣な稽古を見ていると、すがすがしい気持ちになりました。

 私が小さい時は、栃錦・若乃花時代で、私は若乃花を応援していて、土俵入りのまねなどをしていました。その後は、北の湖のふてぶてしいほどの堂々とした横綱相撲が好きでした。高田川部屋には外国人力士や大卒力士はいません。その日はちょうど中学2年生が体験入門していて、幕下の白鷹山関、湘南乃海関が、「かかとをつけて」「すり足、すり足」などと指導していました。相撲道を若い頃からきちんと教え、「稽古、稽古、稽古」を体に覚えこますのだそうです。高校の柔道部の生徒たち、地元の人たちなどで、道場は一杯でした。
 終わってから、ちゃんこ鍋をいただき、親方、竜電関と親しくお話させていただきました。親方の相撲道にかける情熱と弟子たちへの思いやり、竜電関の礼儀正しい態度と話し方に接して、高田川部屋のファンになりました。力士の皆さんの大阪場所での活躍をお祈りいたします。吉岡さんはじめ、貴重な機会を与えて下さった大商大の皆様に感謝いたします。