学長・野風草だより

No.862

No.862 2018年4月2日(月)

協定大学の台湾訪問、フランス歓迎

 台湾の実践大学の陳振貴校長、国際交流担当の吳霽儒先生、そして実践大学の日本人学生2名を迎えて、E館7階で交換協定の調印を行いました。今後の友好促進を確認しあいました。6月末からの本学で開催するサマープログラムにも、2名の参加を約束して下さいました。ありがとうございました。E館7階のエレベーターを上がったところには、歓迎の電飾看板が置かれ、会議室の壁には両大学の名前が大書されシンボルマークが入った横断幕が掲げられていました。机上には大阪の和菓子と折り鶴が置かれ、メインの机のセンターには台湾と日本の小旗がありました。細やかな気遣いをして下さった国際交流課の皆さまに感謝いたします。実践大学の方々も大変感激されていました。
 その後キャンパス、留学生が宿泊する瑞光寮などをご案内して、これなら留学させても大丈夫のお言葉をいただきました。夕方からは近くで会食をして友好を深めました。美味しい日本料理に舌鼓を打っていました。
 
 実践大学には、創立60周年ということで、3月末に歓迎夕食会、記念式典などに参加しました。中国から9大学、日本から5大学、アジア各国、欧米からもドイツ、アメリカなど合わせて22大学84名の参加がありました。いかに熱心に国際交流を進めているかを実感させられました。2日の調印式に校長自らがお越しいただいたのも、記念式典に出席したことへの返礼の意味合いもありました。
 驚いたことは、こうした調印式などに学生を随行させていることでした。陳校長によると、大学を代表するイベントにどんどん学生を参加させ成長させるとともに、実践大学へのアイデンティティを養っているそうです。また、実践大学のキャンパスで日本人学生数名と話しましたが、彼らは高校卒業とともに、自分のしたいことを伸ばせる世界中の大学をネットで調べて、ここを選んだんだそうです。2年したらダブルディグリーで他の国の大学も経験したいそうです。こうした新しい大学生のあり方が日本人の中に生まれてきていることを直接知ったのも、衝撃でした。

 台北から新幹線で台中に行き、国立台中科技大学を訪れますと、正門に歓迎の看板が置かれていて感激し、応用日本語学科の壁には本学の紹介がかけられていました。謝俊宏校長はじめ、応用日本語学科のスタッフの皆さんがたくさん笑顔で迎えて下さいました。相手大学のトップとの表敬訪問によって直接交流をしていくことは、学生の交換留学などを継続的に進める上で、とても重要です。私はこの間かなりの協定校を訪問してきましたが(野風草だよりNo.409444570619637689818819)、その後の経過をみますと痛感しています。
 台中科技大学とは2007年以来、交流協定を結んでおり、これまでに3名の本学学生が留学しており、今年2名の学生が秋から行きます。そして台中科技大学から合計20名の学生が本学にやって来ました。今年も4月から2名の女子学生が来ています。本学学生もどんどん行って欲しいですね。女子学生たちとは、来日早々でしたが、いつも行く居酒屋で歓迎宴を催しました。学長と話して飲めるなんて事は経験ないらしく、女将の心尽くしの日本料理に大変喜んでくれました。私のゼミ卒業生が来てくれて、若者同士の話で盛り上がっていました。私の卒業生は昨年7月に行われたサマープログラムで台中科技大から来たアメリカ人と仲良くなり、その後もスマホで交流してるとの事。へえーー、こんな時代なんだと、また驚きました。
 なお台北の国立政治大学も訪問し、閻立国際交流委員長が歴史学系の楊瑞松、寥敏淑先生と研究交流をしました。実践大学、台中科技大、政治大学と親しく会食をしましたが、とても友好的であったことを感謝いたします。台湾料理でのヤムチャは、全く油っこくなくて私の口に合いました。ただし台湾ビールは、私には薄すぎました・・・旅を共にしサポートしていただいた崎田常務理事、閻立先生、ありがとうございました。

 フランスのカンペールから、EMBA-ISUGAのケルヴィオ・マガリー学院長と山本恵子先生がお越しになられ、4月1日の入学式で英語でスピーチをしていただきました(野風草だよりNo.861)。新入生たちはきっとびっくりしたことでしょう。前日には京都の観世会館で、日本の伝統芸能である能と狂言を観劇しました。英語のストーリーなどが用意されていましたので、十分に理解できたようで、とても喜んでいました。「松風」は素謡でしたが、「船弁慶」は本式で話の筋がわかりやすく、後半の平知盛の亡霊の剣舞など感激していました。子役の源義経がかわいくて、Cute、Prettyを連発していました。狂言の「仏師」もわかりやすい筋で、コミカルな動きに笑い転げていました。
 その後、鴨川を臨む料亭で懐石料理をいただきました。美味しいフランスワインを用意してくれていました。土手に桜並木が見えて、夜になると東山から満月が昇ってきて、春の京都を満喫していただきました。こうしたお付き合いを深めることで、国際交流がさらに進んでいくことを期待しています。