学長・野風草だより

No.870

No.870 2018年6月10日(日)

雨中の快走、出雲路・伊勢路へとつながる

 秩父宮賜杯第50回 全日本大学駅伝 関西地区予選会が西京極で開かれました。今回の関西代表は3位まで。本学は何度も出場している強豪校のはずですが(野風草だよりNo.520755)、下馬評では本学の名前はなく5、6位の扱い。何でやねん。雨が降りしきります。何がおこるかわからない。奇跡が起こる。1組:水谷航太、西村和真。優勝候補の立命、京産大に食らいつきます。二人ともベストタイムの走りで健闘しました。2組:福井智也、松原恭祐、伊吹崚太。ここでも立命、京産大は図抜けています。この2校はもう決まりでしょう。あとは関学と関大、龍大、そして新興のびわこ学院大との争いです。関学がこの2組はふるいません。5、6、7位で3人揃ってゴール。何かいけるんじゃないかという雰囲気。
 3組:古井雅也、山口祐太。走っている時に電光掲示板に2組までの途中経過、3位。俄然、声が大きくなります。古井、快走。先頭集団で最後の1周へ。出た、トップ、いけいけいけ!!!!見事1位でゴールイン。山口は、関学の選手とデッドヒート。抜け抜け抜け!!!抜きました。これはいけるで・・・エースのそろう4組:塚本裕也、内山優弥、富田遼太郎。関学の2名、これはめちゃくちゃ早い。粘れ粘れ粘れ!!!もう叫び続けます。関学の3人目よりも上を行け。10、12、19位でゴールイン。10名全員が大きなブレーキになることもなく、見事に走ってくれました。ベストタイムが5名もいました。雨中の悪コンディションでも練習をしてきた成果ですね。

 雨でずぶぬれです。4組すべてが終わって、発表を待ちます。いけてるんじゃないか・・・1位、立命大、2位、京都産業大、・・・3位・・・大阪経済大学、みんながウオッーと声を張り上げます。陸上競技部関係者たちと握手握手、斉藤さんと握手握手、学生たちは泣いています。走った選手はもちろん、バックアップしてきた陸上部全員の勝利です。OB、関係者の皆さま、おめでとうございました。2位とは32秒差の4時間7分20秒60、4位の関学とは32秒差でした。セーフ。奇跡が起こったんだ。
 終わってから集合しました。みんな笑顔です。私からはご苦労さま、おめでとう、そしてこれから夏に向けて猛練習をして、出雲路、伊勢路では必ず襷を最後までつないで下さいと激励しました。そして、1月に亡くなられた鶴谷監督のお墓に必ず報告して下さいとお願いしました。
 すると、鶴谷監督の奥様と娘さんが来られていたのです。泣いておられました。本当に長年ありがとうございましたとお礼を述べ、固く握手しました。選手たちは全員、胸に喪章をつけて走ったそうです。すばらしい、感激しました。みんな、ありがとう。出雲路、伊勢路、応援に行きますよ。
 木屋町で、餃子にビールで祝杯を挙げました。
 12日には、山口主将と舩津主務が、報告に来てくれました。折りよく藤本理事長もいらっしゃいましたので、激励の言葉をかけてもらいました。

○主将の山口 祐太君のコメント
 この度は、全日本大学駅伝の予選会におきまして、ご声援頂き、誠にありがとうございました。天候が悪い中、走った10人をはじめ部員全員の力で、第30回出雲全日本大学選抜駅伝競争と第50回全日本大学駅伝対校選手権大会への出場権を掴むことができました。これから10月の出雲大学駅伝、11月の全日本大学駅伝夏で良い成績を上げられるように、日々の練習や合宿などを通して努力していきます。德永学長をはじめ、雨の中足を運び声援をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

○主務の舩津 泰和君のコメント
 全日本大学駅伝の予選会では、多くのご声援をいただきまして、誠にありがとうございました。雨が降りしきる選考会でしたが、出場した代表10人全員がベストの力を出し切って出雲・全日本大学駅伝の出場権を勝ち取ることが出来ました。これから夏にかけて猛練習を積み、秋の全国の舞台で力を発揮できるようにチーム一丸となって日々練習に取り組んでいきたいと思います。当日選考会に足を運んでくださいました、学長をはじめ、大学関係者の皆様、熱いご声援を頂きまして本当にありがとうございました。
 
○コーチの青木 基泰さんのコメント
 昨年の『全日本大学駅伝関西選考会』では5位で敗れて全日本大学駅伝の出場権を逃し、その後は鶴谷監督の体調が優れず、学生主体の練習になり、11月の『関西学生駅伝』では10年振りで6位と惨敗を喫し、その上に今年の1月30日に鶴谷監督が亡くなると言う、陸上競技部として最悪の状態でしたが、山口主将を中心に学生達が何としても『全日本大学駅伝』(今年は関西選考会で3位に入れば出雲大学駅伝にも出場出来る)に出場して、最期まで指導して頂いた鶴谷監督の恩に報いたい、との想いを強く持った練習を積み、大会当日は、10名全員ユニフォームの胸の部分に喪章を付け、100%の走り(粘り)をしてくれました。
 鶴谷監督の奥様と娘さんも応援に駆けつけて頂き、3位が確定すると、鶴谷監督の写真をバッグから取り出し、涙にくれました。
 10月8日(月・祝)の『出雲大学駅伝』、11月4日(日)の『全日本大学駅伝』は、今以上に力を付けた《大経大魂》を皆様にお見せ出来るように、陸上競技部一丸となって、精進して参ります。最後になりましたが、日頃から大変お世話になっております德永学長、斉藤学生部長始め大学には、関西選考会会場にも雨の中、応援に駆けつけて頂き、心より御礼申し上げます。色々とご迷惑をお掛け致しまして、申し訳ございません。そして、ありがとうございます。