学長・野風草だより

No.883

No.883 2018年7月23日(月)

あまりの暑さ、マイ・コースター

 京都は2週間近く、猛暑、酷暑が続いています。最高気温39.8度で史上タイ(1994年)を記録したときなど、もう40度になれよと思いました。二条駅近くの観測地点では39.8度かもしれんけど、実際には40度をこえていたのでしょう。朝からクーラーをつけながらでないと、仕事できません。熱中症対策として、ビールがわりにウィルキンソンの炭酸水を飲んでいます。65年の人生で一番「熱い」夏ですね。
 草木たちもばてています。朝水遣りをしますが、たっぷりやるので20分ほどかかります。今は白いシマサルスベリが咲いていますが、裏庭ではインパチエンスが咲き続けています。いろいろと試してみましたが、日当たりの悪い裏庭では、6月からは毎年インパチエンスで決まりです。9、10月頃まで色とりどりに次々と咲いてくれる実に健気な花です。表庭の手水鉢には、ホテイアオイを浮かせて涼を楽しんでいます。藤色の花が咲いてくれるとうれしんだけど(野風草だよりNo.99252714)。

 私の趣味としてネクタイ集めや小物の文房具などを紹介したことがありますが(野風草だよりNo.789850)、今回はまた別のものを紹介します。コースターです。飲んだり食べたりした時、仕事などで旅行した時など、ちょっといいなと思ったものをお願いしていただいています。最初は京都編です。左上は、私が本学に勤めはじめた30数年前から最初によく行ったバーです。四条河原町の南東側の地下にあり、仕事帰りに一休みしたい時に寄っていましたが、今は閉店しました。お世話になったお礼に、本学卒業生の成田一徹さんの切り絵をプレゼントしました(野風草だよりNo.284)。それから時計回りにいきますが、その後は木屋町の東側にある地下のバーによく通いました。店長が本学卒業生というご縁でした(野風草だよりNo.443)。そこで飲む「1923」のハイボールがお気に入りでした。店長が先斗町の店に移ったので、今はそちらへ寄っています。
 その右は、私が今一番足しげく通っている西木屋町の西筋のバーです。テーブルの手前には本物の「バー」があります(野風草だよりNo.294)。成田一徹さんの馴染みで、右の写真の切り絵が飾られています(成田一徹『to the Bar』1998成星出版 140~141頁)。マスターお一人で切り盛りされていて、静かなバーですので本を読んだりして、大学のいやなことを忘れて気分転換をしています。ボンベイサファイアのジントニックが定番です。いつも季節の花が活けられているのも、粋です。幕末から続くお家の宝物が飾られることもあります(野風草だよりNo.855)。
 右下の黒色のコースターは、先斗町のウォッカバーです。ウォッカは、大学院生の若い時に熊野神社下がるにあったウォッカバーでよく飲んでいた時からです。その頃はモスコーミュールがもっぱらでしたが、今はすっきりしたウォッカトニックです。ピロシキは絶品です。ここも成田一徹の切り絵があります(野風草だよりNo.294)。小説家の葉室麟が最晩年に京都に仕事場を構えた時、通った店でもあります(葉室麟『古都再見』2017新潮社)。その左は、自宅近くの有名なジャズ喫茶です。私の学生時代にはジャズ喫茶は何軒もありましたが、今も続いているのはここくらいではないでしょうか(Since 1970)。私はその頃は通っていませんでしたが、ジャズが好きになってからは時々下駄ばきで通っています。最後はおまけ。本学の体育会クラブ員のおじい様と試合の応援で知り合い、ぜひご一緒にと言われ連れて行ってくださいました。「京都」のコースターです。

 次は、大阪・国内編です。左上は、成田一徹のデザインによる、北新地のバーです。シングルモルトなどウィースキーの逸品が揃い、店内には成田一徹の原画などが飾られています。その右は、JR新大阪駅構内の食事とキリンビールが飲めるレストランです。列車の待ち合わせの時によく使っていたのですが、今は閉店のようです。その右は、プラチナチケットである広島のマツダスタジアムで、カープ戦を応援した時に記念に買ったものです。今年もカープは強いぞ!その下は、2017年に熊本へ行った時に、ジャズバーを訪ねると、こんなピアノをかたどったコースターがありました(野風草だよりNo.799)。ひと目で気に入りました。下段真ん中は、2017年に新潟へ鴻池朋子のアート展を見た帰りに寄った新潟駅前の居酒屋さんです(野風草だよりNo.774)。郷土料理と越後の酒、大変美味しかったのを今も覚えています。左下は、2016年に金沢での近畿農書読む会の集まりで、宿舎近くのジャズバーのものです(野風草だよりNo.691)。こうしたコースター集めも、地元の料理とお酒、ジャズとともに、私の旅の楽しみの一つです。

 最後は、海外編です。左上は、2015年にスウェーデンのイェテボリ大学を表敬訪問した時、お土産物店で買ったものです(野風草だよりNo.637)。その右の2つは、2017年にフランス・カンペールを表敬訪問した時に、私はワインを飲まないのでビールを注文したら、敷かれていたコースタ-です(野風草だよりNo.818)。「1664」という銘柄ですので、350年間続いていることになります。下段の2つは、つい最近訪問したアメリカ西海岸のU.C.の2校です(野風草だよりNo.865)。外国ではあまりピンとくるコースターに出会っていません。