学長・野風草だより

No.107

No.107 2011年6月22日(水)

ひったくり犯を追跡した勇気ある2名の学生

学生部に次のような手紙が届けられました。ご本人の了解をいただき、全文を載せます。

前略 御免下さいませ
私は6月14日、谷町線の中崎町駅でひったくりにあいました。大日駅から乗り中崎町駅に着くと同時に、隣に座っていた若い男性が膝の上にのせていたバックを掴んで中崎町駅に降り逃げたのです。それを二人の若い男性の方が追いかけて、トイレに入るのを見て駅員さん達に通報して下さいました。しばらくしてバックをトイレに捨て、財布だけを取り脇の下にかくして出てきた所を逮捕されたのです。

その後二人の男性は、貴校に在籍されている加治君、木村君だったことがわかりました。曽根崎警察署で色々事情を長時間聞かれ、大変御迷惑をかけてしまいました。私の方はバック、財布も全部返していただきました。私の不注意で本当に申し訳なく思って居ります。
今の世間の風潮で見て見ぬふりをする人の多い中で、勇気ある行動をとられたお二人には何と御礼申し上げてよいかわかりません。一つ間違えば危害が加えられたかと思いますと、改めて恐怖がよみがえってきます。加治・木村君の御親切に感謝の気持をお伝えしたく、筆をとりました。このような学生さんがいらっしゃる貴校のますますの御発展をお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。

草々     6月15日

以上で、事件の概要はわかったと思います。このお手紙がなければ、2人の勇気ある行動はわかりませんでした。かつても、同じようなこと(野風草だより40)がありました。加地君と木村君は、サッカーサークルの浪速ユベントスに入っており、ちょうど練習の帰りだったそうです。被害にあわれたおばあちゃんは声も出なかったそうですが、2人は考える間もなく男を追いかけるために走り出していたらしいです。さすが、サッカーで鍛えているだけの事はありますね。足には自信があったのでしょう。

トイレのとこまで追いかけ、2人で待っていたらしいです。サングラスをかけたいかつい男が出てきたので、「かばん、取りましたよね」と声をかけたら、「取ってない」と居直ったそうです。そこへ駅員さんも来て、あとは駅長室で一件落着となりました。
2人の勇気ある活動に敬服するとともに、ケガがなくて何よりでした。2人の入っている浪速ユベントスのますますの活躍をお祈りいたします。左の写真は、スポーツマネージメント主催の新入生歓迎杯で優勝したときのものです。