学長・野風草だより

No.108

No.108 2011年6月24日(金)

簿記大会で全国1位!!!

経済学部2年生の中西灯さんが、学校法人大原学園主催「2011年春季全国大学対抗簿記大会」 個人1級の部 で優勝し、「ルカ・パチョーリ賞」を受賞されました。副賞として、複式簿記発祥の地であるイタリアなど約2週間のヨーロッパ旅行に行けるそうです。彼女はさらに、2011年度春季の資格のTAC日商簿記1級全国公開模試でも全国1位に輝いています。まさに“DAIKEIDAI PRIDE”ですね。

彼女の勉強ぶりは、下のコメントを読んでいただければわかります。学校の授業がある時は5時間、ない時は平均12時間はしたそうです。しかし、最初から特別の才能があったわけではないと、彼女は強調していました。簿記で必要な簡単な連立方程式も解けなかったそうです。専門学校の講師の先生に、1から教えていただいたことにより、飛躍的に伸びていったそうです。講師の先生には、この場をお借りして御礼申し上げます。中西さん、現役での税理士合格!の朗報を、専門学校の講師の先生、資格講座の担当職員とともに待ってます。

日商簿記一級の勉強を始めてから今まで、道のりは決して楽なものではありませんでした。大学入学前の3月に、資格講座事務室からご案内を頂いたことをきっかけに、専門学校に通い始めましたが、最初はただ漫然と講義を受講しているだけでした。夏休み頃に、やっと自分の実力が本試験レベルには到底届かないほど不足していることに気付き、焦って猛勉強を始めました。休日は朝から晩まで、講義がある日は授業を終えたらすぐに、専門学校の自習室へ行き、公認会計士受験生などが勉強している姿を見ながら、「同年代でもこんなに頑張っている人がいるのだから負けていられない」と思い、今までさぼってしまった分を取り返すのと、難しくなっていく授業についていけるようにと、とにかく必死で勉強しました。
その甲斐あって専門学校の答案練習では、それなりによい成績をとれるほどの実力がつきました。しかし、本試験は不合格。試験直前期に寝る間も惜しんで勉強をし過ぎたせいか、当日にひどい体調不良を起こし、試験中に意識が朦朧としてしまったことが敗因でした。

ショックで落ち込んでしまいそうになりましたが、「次がある」と無理やり気持ちを切り替え、2月にある全経能力検定試験という別の簿記検定の上級試験に向けて勉強を再開しました。悔しさをうまくバネにできたのか、そちらは合格することができました。簿記大会や公開模試で全国1位をとれたことは、どんなに苦しい時でも、やめてしまいたいと思った時でも、努力を続けたからだと思います。簿記の知識という面では全国1位の自信はありませんでしたが、努力では負けない自信はありました。

どうしてそこまで強い意志を持って頑張れるのか、と聞かれることがあります。あまり深く考えていませんでしたが、今ふり返ってみると、何か自分を変えるきっかけが欲しかったのだと思います。私は元々勉強熱心ではなく、高校時代も趣味やアルバイトに時間を費やすばかりでした。しかしどこかでこのままではいけないという危機感は感じており、何か一つでも誇れるようなことを学生時代に成し遂げたいと思っていました。その「何か」が簿記になったのだと思います。

そしてここまで来られたのは、私ひとりの力ではありません。通学していた専門学校の先生には本当にお世話になりました。どんな質問や相談にも親身になって答えてくださり、時に励ましのお言葉もかけてくださいました。受験仲間を作らずにほぼ一人で勉強していた私にとって、そういったお心遣いは精神的にとても大きな支えとなり、心が折れそうになった時に何度も助けて頂きました。先生には本当に感謝しています。
6月に再受験した日商簿記検定1級の本試験も、合格発表はまだですが手ごたえのある答案を作成できました。来年は税理士試験の簿記論と財務諸表論を受験予定なので、自分の可能性はまだ広げられると信じて、新たな目標へ向かい頑張っていきたいと思います。