学長・野風草だより

No.20

No.20 2010年12月10日(金)

KVCから、こんにちは

学生の皆さん、もうこの野風草だよりは、ご覧になりましたか?この度、情報処理センターのご尽力で、KVCからもリンクしております。センターの皆さん、ありがとうございました。暇な折、新着記事、過去の記事、読んでみて下さい。毎日更新とはいきませんが、1週間~10日に一度くらいの割りで更新しています。これを書けるのは自宅でゆっくり出来る時なのでありがたく、それまでの仕事を振り返っています。反省ばかりだけど、今後ともよろしくです。

今回は、「KEIDAI DAYS 31号」(2010.12)のインタビューを転載します。KEIDAI DAYSは、大学と現役生、保護者、卒業生、関係者をつなげる大事な新聞です。これは、「つながる力」なのです。編集、配布担当の皆さま、ありがとう。今回も新体育館・学生会館、体育会クラブの活躍、大樟祭のことなど、情報満載です。学生さんも含めて全経大人の力で、もっともっと読んでておもしろい魅力ある新聞に育てていきたいですね。

「愛と志」を教育の柱に 徳永光俊新学長の就任の挨拶

本学が1949年に新制大学となり黒正巌先生が初代学長に就任されてから、私で13代目の学長となります。歴代学長ほか関係者の皆さまのご尽力に感謝申し上げると共に、任期中に創立80周年を迎える学長として、本学のさらなる飛躍に貢献したいと、決意を新たにしています。
日本社会は今、経済成長神話が終わった「移行期的混乱」(平川克美)にあり、このような時期こそ本学の歩んできた歴史を見つめなおし、原点である建学の精神に立ち返る必要があります。そして2012年の創立80周年はもちろん、2032年の100周年をも視野に入れた長期的展望に立った教育を行っていきたいと考えています。
私は農業に関する研究をしていますが、植物が花を咲かせ実をつけるために重要なのは枝葉では なく、根・幹です。大学は学生たちの「人間として社会人としての根幹を形成する場所」だと考え ています。そのため経大教育の柱として据えているのが「愛と志のある教育」です。

「愛」というと照れるような風潮がありますが、親と子、教職員と学生、学生どうしの根底にあるべきものが愛です。何も難しく考える必要はなく、愛とは、お互いを大事にしあい感謝しあうという「おかげさま」です。そして愛のある教育とは、一人ひとりの学生をきちんと最後まで責任を持ってケアするということです。
いっぽうで人間には愛だけでなく「志」も大事です。生きるということは、何らかのめざすべき方向性を持って歩むということです。私は学生たちにぜひ、各自が自分なりの生きる方向を見つけて実現していく力を身につけてほしいと思います。

本学は黒正巌先生が掲げた「道理貫天地(道理は天地を貫く)」を教育の根幹に据えています。これは「いかなる困難に逢おうとも、道理は天地を貫くことに確信を持ち、生き抜け」という意味です。
古今東西の思想に通底するこの言葉について、大学4年間はもちろん卒業後も、生きている限り考え続けてほしい。真理を知識として知るだけではなく、道理は天地を貫くという人類の、人生の智恵を学んでほしいと考えています。

育の充実こそが、経大改革の王道です。そのため本学が重視していきたい教育活動のキーワードが、「ゼミ」と「マナー」と「就職」です。当面この三つの施策にしぼり込んだ教育で、学生に自信をつけ、21世紀を担うための新しいビジョンを導き出せる多彩な職業人を育てていきたいと思います。
本学の学生は一般的に地味と評されますが、裏返せば「堅実」ということです。ゼミやマナー教育を通じて、堅実かつ、会っていて気持ちの良いさわやかで「清新」な学生を育てていきたいと思います。

創立100周年に向け、2018年に18歳人口が急減していく厳しい環境にあっても、経済・経営系の都市型中規模複合大学としてNo.1をめざし、「経済・経営を学ぶなら大阪経済大学」と言ってもらえる確固たる地位を築いていきたい。  これは決して夢物語ではありません。本学の教育を担う教職員やスタッフ、卒業生全員が、本学のキーコンセプトである「つながる力」を発揮して真正面から取り組んでいけば、100周年には必ず実現できるはずです。   No.1の大学になることが、学生や卒業生に対する本学の責任であり、結果として「楽しく満足できる経大」「愛着と誇りの持てる経大」にもつながっていくと信じています。