学長・野風草だより

No.130

No.130  2011年11月12日(土)

合気道部創部50周年演武大会に寄せて

11月12日に、フレアホールにて「合気道部創部50周年記念演武大会」が開催されました。約60名が参加されました。当日は残念ながら所用があり、参加できませんでしたが、記念冊子に以下の文章を寄稿しました。

創部50周年をお祝いする
大阪経済大学 学長 徳永光俊

このたび、大阪経済大学合氣道部が創部50周年を迎えられ、心からお慶び申し上げます。1962年から50年の歴史を刻んでこられたことは、先輩諸氏、関係者の皆さまのご努力の賜物かと存じます。あらためて敬意を表します。
私の研究上の友人が合氣道をしており、「氣」とは何かよく議論しておりましたし、私の息子が学生時代から現在まで合氣道を続けていますので、創始者の植芝盛平翁の書物なども何冊か読みました。まあ、畳の上の水練ですが、人一倍関心を持っておりました。
「氣を合わせる道」とは、どんなものなのか、大変興味があります。本誌は「氣流」、「氣の流れ」です。大経大には、他にも「道」を唱える武道系クラブがいくつもあります。練習して強くなり、相手に勝つことが目標なのか、修業により人生とは何かを体で感じることが目的なのか。「道」とは何なのでしょうね。初代学長の黒正巌博士は、「道理は天地を貫く」と言われました。「なりはひの道は変はれと さして行く 高嶺の月は一つなりけり」と詠われました。

私の「道」は、「おかげさま」の感謝の心ではないかと思っています。そしてこの世は「おたがいさま」のご縁で結ばれていると思っています。私の朝は、「おかげさま」「おたがいさま」と唱えながら心の中で祈ることで始まり、腹式呼吸をして天地の息と合わせようと思っています。夜は「おかげさま」「おたがいさま」と祈り、(酒でふらふらしても)腹式呼吸で終わります。

道はさまざまでしょう。近道、回り道、一本道、曲り道、小道、裏道・・・・合氣道部の50周年をお祝いするともに、紆余曲折の迷い道ながらも、60、70、そして100周年を迎えられんことをお祈りいたします。

写真は植芝盛平開祖と今年の福井での夏季合宿のものです。