学長・野風草だより

No.146

No.146 2011年9月13日(火)

チャレンジ!中国・上海での企業インターンシップ

この6月に太田一樹先生らと上海を訪問しましたが(野風草だよりNo.101)、夏休み期間中に太田先生のご尽力で中国からの留学院生が、上海の企業でインターンシップを行いました。お二人とも、ご苦労様でした。

上海での日系企業での職業体験のご報告

太田 一樹
唐 慎睿

「世界の市場」と評される中国であるが、特に上海はビジネスの中心地としての地位を向上させている。先進国の主なグローバル企業が集積しており、日本企業も数多く進出している。世界の都市の中で最も多くの日本人が多く住んでいるのも上海である。そのビジネスの中心地である上海でのビジネス体験を通じて、日本国内では得ることのできない数多くの経験を積んでもらいたいとの思いがある。具体的な話は別稿に譲り、このプログラムに進んで志願してくれた唐慎睿氏の感想を聞いてみてほしい。

経済学研究科博士後期課程の唐慎睿と申します。夏休みを利用し上海で2週間のインターンシップを経験しました。今回のインターンシップは経営学研究科研究科長で指導教官である太田一樹先生のご紹介で実現できました、ここで紙面を借りて太田先生および事務員の方々に感謝したいと思います。インターンシップの受け入れ先はソフトブレーン(株)の中国現地法人です。ソフトブレーンは中国人である宋文洲が創業した営業改善用のソフトウエア会社です。宋氏は成人後に来日し創業企業を上場させた初の外国人で、その営業改善のコンセプトは日本経済界において広く認められています。

インターンシップでは中国ローカル企業向けのマーケティング戦略を立案してほしいという課題をいただきました。これを解決するための理論的な仮説構築と現場検証を太田先生の指導の下で実施しました。理論と実践を両方勉強することができました。さらに、インターンシップを通じて日本と中国のビジネスの考え方の相違、視野、人脈なども広がりました。非常に充実した有意義なインターンシップでした。ただし、今回は実費で参加しましたので、学生である私にとっては負担が大きいです。できれば大学院として海外インターンシップ制度を設けていただきもっと多くの学生が参加できれば、各自の成長にも役立ち、また大学院の魅力と知名度もアップすると思います。

多くの日本企業は、世界やアジアで活躍できる人材を求め始めている。そのためには、語学能力だけでなく、国外の人々とコミュニケーションできる能力や、異文化を受け入れ自身を主張できる頑強で柔軟な精神が求められる。この試行的プログラムがグローバル時代の人材育成の一助になればと願っている。