学長・野風草だより

No.149

No.149  2010年10月14日(金)

理事長・学長による今後の方針説明会

この7月に勝田泰久理事長が再選されました。C31教室で、2期目の方針を教職員の前でお話しされましたが、私も教学に関して20分ほど話させていただきました。以下は、パワポを使って話した内容です。

学長に就任しておよそ1年がたちました。これまでの反省と今後の抱負を込めて、教学に関する今後の方針について簡単に紹介します。まず、私の教育に対する基本スタンスですが、「そっと手を添え、じっと待つ」というものです。手の添え加減、待ち加減が難しいところですし、相手によって自由自在に変えていかなければなりませんが、だからこそ教育という仕事は楽しく奥が深いのだと思います。そして、学生に対して愛情を注ぎ、これからの日本社会を担う気概、志を育てていかなければなりません。「愛と志のある教育」です。初代学長である黒正巌博士は、こうした大経大の教育の芯柱になる理念を「道理貫天地」と言われました。

それでは、大経大の教育の特徴はどこにあるのでしょうか。私は、「ゼミ・マナー・就職の大経大」の3つにまとめたいと思います。「ゼミの大経大」として、1年生からの一貫した少人数ゼミ教育で、学生たちの学力・実力を育てようとしています。ゼミ教育の集約点である“ゼミ1グランプリ”は、2年目となりました。「マナーの大経大」として、一人前の社会人に必要な基礎的なマナーを身に付けさす努力をしています。最後に「就職の大経大」として、この就職氷河期にあっても、希望する仕事に就けるように1年生からのキャリアサポートシステムで支援しています。シニア・アドザイザー制度、就職活動での不安に対する心理カウンセラーの配置など、きめ細かい支援を行ってきました。

めざすべき学生像として、私は「堅実で清新な学生」を掲げています。具体的には、公務員や教職、民間などへの就職、クラブ・サークル活動などに対して、最後まであきらめずに努力する「しっかりもん」の学生。東日本大震災へのボランティア活動や、学内をきれいにするマナーアップ活動などに自発的に参加する、他人を気遣いできる「あったかもん」の学生。そして海外実習・語学研修に飛び込んだり、起業をめざすなど気骨をもった「やんちゃもん」の学生です。大経大生ってスゴイ、と言われたいですね。

2018年度からの18歳人口の減少、2015年度の某大学の茨木進出、そして関西の私学間競争の激化という社会的状況の変化の中で、大経大としてとくに次の点に力を入れていきたいと思います。第1に勝田理事長も強調されていますが、就職・キャリア教育の充実です。かつては「就職の大経大」と評判でしたが、この間就職率は徐々に悪化しており、早急に対策を立てなければなりません。進路支援センターとゼミ教員との連携を密にするとともに、さらに4月よりキャリア教育の専任の教員を採用する予定です。専任の教員のもとで、特別チームを作り、全学的なテコ入れをはかるつもりです。他に共通教育・語学教育の充実、地域・企業・世界とつながる教育の充実がありますが、詳細は省略させていただきます。

来年は記念すべき創立80周年を迎えます。100周年(2032)には、経済・経営系の大学としてNo.1を目指したいと思います。そのためにもイマ・ココで、学生目線に立ったきめ細かい教育を実現し、自分たちが学ぶ大学に誇りと自負を持った学生を育てていかなければなりません。“大経大PRIDE”、これが合言葉です。教員・職員、私たち自身から“大経大PRIDE”を持ち、学生たちの教育に携わっていきましょう。今後ともご支援、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。