学長・野風草だより

No.173

No.173 2012年1月5日(木)

新年互礼会での挨拶 “大経大PRIDE・FAMILY・STLYE”

10時より慣例の新年互礼会が開かれ、勝田理事長と私が新年の挨拶を行いました。今年は、学歌を斉唱し、最後に理事長による一本締めでしめくくりました。以下は、当日の私の挨拶です。

皆さま、新年明けましておめでとうございます。昨年はお世話になり、ありがとうございました。今年もどうかよろしくお願い致します。皆さまにお配りしたのは、『私学経営』に載せた年頭所感です(野風草だよりNo.172)。私の教育哲学というほどのものではないですが、基本的な考え方を述べていますので、あとでお読みいただければ幸いです。私は、昨年のこの会でお互いにみんなで「あいさつ」しようと呼びかけました。私は、この間、随分と挨拶が行われるようになってきていると感じています。
さて、昨年の1年間を振り返ってみますと、大経大にとっていいことはたくさんありましたし、残念なことも少々ありました。私は学生たちの力が着実に上がっ てきているのを感じます。オープンキャンパスでの学生たち自身による学部紹介、各種留学生の集いでの学生サポーターの活躍、80周年記念事業での学生企画 の実施、ZEMI-1グランプリや西日本インカレでのゼミ生や学生スタッフの奮闘、書評合戦のビブリオ・バトルの開催、7大学によるフットサル大会の開 催、プレゼン大会での学生発表の素晴らしさ、教員試験の現役合格3名など、枚挙にいとまがありません。アイススケート部の全国優勝、映画研究部員の全国2 位、西日本インカレでの準グランプリなど、3回の課外活動の表彰に見られるように様々なクラブ、サークル、個人の活躍がありました。学生たちの奮闘によ り、大経大の名を関西、全国に広めてくれました。
私は、大経大PRIDEを言ってきましたが、学生たちが大学の主人公となって活躍してくれることで、大経大に来て良かった、大経大に誇りを持つ状況が生ま れつつあると思います。それには、教員の力もありますが、最近では職員さんの力が大いに貢献していると思います。いろいろなイベント、企画に協力いただい た職員の皆さまに、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとう。

本学では、「つながる力。No.1」という基本コンセプトを大学内外に発信してきましたが、人と人をつなげるのは、「愛と志」であると私は思っています。 そして教育の場面では、「そっと手を添え、じっと待つ」ことが大切だと訴えてきました。自分の思うように管理しようとするのは邪道です。また、すぐに効果 を求めたり収益性のみで評価したりするのは、教育とは無縁のはずです。
 もちろん、私学ですので短期的・長期的な視野からする確固とした経営方針が必要です。他大学と競争しているのですから、状況に応じた柔軟な戦略が必要で す。しかし、言わずもがなでしょうが、私たちは人を育てる教育産業に従事していることを忘れてはなりません。私は本学の教育の特徴として、「ゼミの大経 大」「マナーの大経大」「就職の大経大」をあげてきましたが、これらにより3.11の東日本大震災、フクシマ以降の日本社会の建設に貢献する有為な青年た ち、「しっかりもん」「あったかもん」「やんちゃもん」の学生たちを育てていくことこそが、大阪経済大学に課せられた社会的使命、ミッションだと思いま す。

今年は創立80周年を迎える記念すべき年です。これまでの教職員の先輩方のご努力に改めて敬意を表します。8万7千人の卒業生の皆さまと、喜びを分かちあ いたいと思います。創立80周年記念事業を是非とも成功させましょう。その際、私は新たに2つの事を提案したいと思います。
一つは、かつて大経大の特徴としてよく言われてきた、こじんまりとして家族的な雰囲気を持った大学、これをもう一度アピールしようではないですか。昨年初 めてホームカミングデーを開催したことは、画期的なことだったと思います。マイナス面ばかりを見てあげつらう人もいますが、最初から100%の成功などあ りえません。「大経大FAMILY」、これです。教員も職員も、非常勤教員も準職員も、清掃や守衛の人も、卒業生も、近隣地域の人も、大経大に関わるすべ てのスタッフみんながみんな、7500人の学生たちを自分の子供や弟、妹、家族のように思って、時には大丈夫かと心配したり、時には何してるんだと厳しく 叱ったりしながら、育てていこうじゃないですか。きっと子供たち、学生たちから教えられることもあると思います。いいですね。「大経大FAMILY」、 人、家族が城です。教育に携われる喜びをみんなで共有しようじゃないですか。

もう一つ。最初に紹介したいろいろなイベント、企画は他大学からも注目されていると聞いています。小さなことかもしれません。私たちは大きな制度改革や ハード面の充実、派手な広報宣伝に目を奪われがちですが、小さなことの積み上げも大切です。こうした毎日の仕事の中で、大経大でしかできないことを創造し ていこうじゃないですか。2015年の某大学の茨木進出を前にして、マンモス、ブランドではなく、「大経大STYLE」、80周年を機に我々しか出来ない ことを創りあげていこうじゃないですか。研究に必要なのはオリジナリティーです。他人の研究や説のみを引用して、論文やテキストを書くのは愚の骨頂です。 教育でも全く同じだと思います。2032年の100周年に向けて、「経済・経営系の大学としてNo.1」を実現するためにも、他大学ではまねできない「大 経大STYLE」の確立こそが、求められていると思います。「大経大PRIDE」を持った「大経大FAMILY」たちが作り出すオリジナルな「大経大 STYLE」の教育を目指していこうじゃないですか。
何事も3つがわかりやすいのです。「ゼミ・マナー・就職の大経大」、「しっかりもん・あったかもん・やんちゃもん」、そして「大経大PLIDE」「大経大 FAMILY」「大経大STYLE」です。しばらくは、またかと思われるくらい「大経大PLIDE・FAMILY・STYLE」を言い続けます。よろしく お願いします。

これからも経営のトップである勝田理事長と2人3脚で、大経大をJump Up!させていきたいと思います。今後教学のトップ、学長として強いリーダーシップを発揮していきたいと思います。皆さま方のご健勝をお祈りし、皆さま方のご協力をお願いして、新年の挨拶とさせていただきます。