学長・野風草だより

No.180

No.180 2012年2月19日(日)

名残り雪、そして春近し

京都では今冬、雪がなく、やはり暖冬かなと思っていると、初めて、そして最後の雪が積もりました。名残り雪ですね。庭の雪景色を見ながら、震えていました。雪見酒をと思いましたが、夜にはかなり融けていました。

玄関の盆栽は、紅梅がきれいに咲き始めました。年末に松・竹・梅の縁起物の盆栽をいただき、毎日霧吹きして、今か今かと待ち続けて、1ヵ月半。咲き始めると次々と咲いていきます。室内では春を感じさせてくれます。

最近ある人と話していると、ちあきなおみという歌手はすごいよと教えてもらいました。「喝采」の歌手としか知りませんでしたが、YOU TUBEなどで聞いてみると、昭和の名曲、ジャズやシャンソンなどもカバーして歌っているようです。「朝日楼(朝日のあたる家)」は、戦慄が走ります。ポ ルトガル民謡のファドでは、「霧笛」(難船)という歌が大好きです。以前に松江のシンガーである浜田真理子さんのCDアルバム“romance”で聞い て、心に残っていた曲です。この曲が入っている「RE-MASTER VOICE ちあきなおみ」(2002 テイチク)のCDジャケットは、大経大卒業生で切り絵で一家をなしている成田一徹さんが描いたグラスを持ったちあ きなおみさんです。1992年にご主人様を亡くされてからは、活動はされていないとのことです。BSで特集されて、反響をよんだようです。
彼女の「夜へ急ぐ人」というのは、友川かずき(カズキ)さんの作詞作曲です。「あたしの心の深い闇から おいで おいで おいでする人 あんた誰」。友川 さんは「汚れつちまった悲しみに」の中原中也の詩に曲をつけて歌い、「生きてるって言ってみろ」の秋田弁での魂の絶叫。私の今まで何十年と封印していた世 界をこじ開けられるような感覚です。