学長・野風草だより

No.183

No.183 2012年2月28日(火)

野球部のヒット!ネパールへヘルメットなどを贈る

「ラリグラス」という言葉をご存知ですか?ネパールの国花である「シャクナゲ」という意味です。「ラリグラスの会」は1999年からネパールにて野球を広める活動をしているボランティア団体です。

本学の硬式野球部のマネージャーをしている吉田尚司君は、使わなくなった野球道具を何とか再利用して誰かの役に立てれないかと考えました。ミーティングでコーチや部員にも声をかけて集め、アジアのある国の大使館に電話しましたが、断わられました。そこで、2年の時に受けたボランティア論の原田多美子先生に相談したところ、東日本大震災のボランティアでお世話になったアジア協会アジア友の会を紹介され、そこから「ラリグラスの会」にたどり着いたという訳です。

当日は、代表の小林洋平さんらが来られ、吉田君から「ラリグラスの会」へダンボール箱いっぱいの野球道具が贈られました。贈呈式には、原田先生、草薙副学長、ボランティアサークルの方も同席されました。地味な活動ですが、これこそボランティアです。少しずつもいいから、野球部として息長く続けられるといいですね。

下の写真の男性は、ネパール人として初めて日本でプロ野球選手になったイッソー・タパさんです。2011年には独立リーグの大阪ホークスドリームに入団し、2012年には06ブルズに所属しています。彼の活躍を祈りたいですね。

○ネパールで野球「ラリグラスの会」 代表 小林 洋平さんのコメント
この度はネパール野球のために野球道具のご寄付をいただき、ありがとうございました。
ご寄付をいただくにあたり、今回のご寄付は、ボランティアについて学ばれた硬式野球部の吉田尚司様のご発案がきっかけとお聞きしました。ラリグラスの会も、原点は 「ネパールの人と一緒に野球がしたい」と思った大学生のボランティア活動であり、 野球を通じたネパールと日本の交流に努めてまいりました。今後とも宜しくお願い申し上げます。

○硬式野球部主務 吉田尚司さんのコメント
今回私たち経大野球部はいらなくなった野球道具をネパールへ寄付しました。そもそもなぜ野球道具を海外に送ろうと思ったのかというと、倉庫の整理をコーチの奥山さんと一緒にしていた時に、倉庫から大量にしばらくの間使っていない道具が出てきたからです。
初めは捨てることを考えましたが、まだまだ使える道具ばかりで、捨てるのはもったいないと思いました。そこで、何かこの道具を役立てることは出来ないのかと考えたときに、海外のまだ野球の発展していない国に送ろうと考え、海外のある大使館へ電話しました。

しかし、その大使館では野球道具はいらないと断られてしまい途方に暮れました。それでも簡単には諦めることは出来ないと思い、私が2回生の時の夏休みに受けた「ボランティア論」の先生であった原田先生へとダメ元で相談しました。すると原田先生も私たちの活動に協力していただき、副学長の草薙先生の紹介などもありネパールへ野球道具を送ることとなりました。
決まったときは、正直すごく嬉しくてすぐにミーティングで部員にもそのことを話して、倉庫にあった野球道具以外にも家にあるいらなくなった野球道具を持ってきてもらいました。みんなの協力により、ヘルメットやボール、ウェア、グローブなど様々な種類の野球道具を集めることが出来ました。
今回私たちが行ったボランティアは、小さいことかもしれませんが、自分が小学校のときに使っていた野球道具が、海外で使ってもらえると考えると、鳥肌が立ちます。ネパールでは、まだあまり野球は発展していないですが、私たちの野球道具を使ってどんどん上達してもらい、いつの日かWBCでの日本vsネパールが見ることが出来ればとても嬉しいです!!
今回の私たちのネパールへの野球道具の寄付によって、ラリグラスの会で活動されている小林さんや鈴木さんに出会えたこと、徳永先生や草薙先生、原田先生に協力してもらえたことなど、とても人と人との『つながり』を感じることが出来ました。私は、このつながりは私たちで止めてしまうことはもったいないと感じます。せっかく大学野球という大きな組織の中に所属しているので、まずは私たちが所属する関西六大学野球連盟の六大学へ協力を呼びかけ、それが全国の大学野球の選手、さらには全国の野球選手へと広がっていけば、それはとても大きな力になると思います!!
現在は、野球部は4月1日おり開幕する春季リーグ戦に向けて猛練習を行っています。みなさんぜひ球場の方まで足を運んでください!!