学長・野風草だより

No.222

No.222 2012年5月31日(木)

地域と奏でる邦楽部の調べ

邦楽部は、この5年ほど地域の邦楽サークルである「マイレックス琴和」の皆さんと一緒に、フレアホールのギャラリーやロビーでコンサートを開いています。人間科学部の長田寛康先生のご尽力とお聞きしています。噂はずっと以前から聞いていましたが、直接見て聞いたことがなかったので、ギャラリーに出かけました。学生さんたちは尺八と三味線、筝で演奏していました。

マイレックス琴和さんたちは、胡弓と筝とピアノという珍しい組み合わせのトリオで、「涙そうそう」などポピュラーな曲を演奏されていました。観客は、地域の方々が30名ほど来られていました。通りがかかった学生さんたちも、興味津々でチラッと覗いていました。こうした邦楽部の学生の皆さんの活動で地域とつながるのは、とてもいいですね。ありがとう。

マイレックス琴和は、おいでになっていた代表の河内山幸子さんによれば、東淀川区を中心とした邦楽演奏グループで、20年ほど活動されているそうです(http://www.tcct.zaq.ne.jp/fc-estrella/newpage12.html)。古典的な邦楽曲だけでなく、いろんなジャンルに挑戦し、フレアホールで新春コンサートやクリスマスコンサートなども開いています。是非、お聞きになってみて下さい。数年前に私のゼミに邦楽部の女子学生がおり、卒業記念の演奏会に出かけたことがあります。卒論は、産地として有名な広島県福山市の筝について調べました。邦楽部の演奏会にも、また出かけてみたいですね。

私は邦楽を聞くのも好きで、藤舎名生や寶山左衛門の能管や篠笛、海童道祖や横山勝也の尺八、宮城道雄や宮下伸の筝などを、自宅で仕事しながら読書しながら聞いています。今はまっているのは、藤舎名生のCD「四季の笛」「静寂」(これは京都の各地 野風草だよりNo.174)、「日本の心と笛~月山」です。自然の小川のせせらぎ・滝・風、鳥・虫の鳴き声、人工の梵鐘・添水、人間の読経・声明などと、横笛が融けあって、幽玄一体となって聞こえてきます。そして、いつしかスヤスヤ眠っている・・・

○邦楽部 部長 中村奈々美さんのコメント
私たち大阪経済大学芸術会邦楽部は約五年前から地域の邦楽団体「マイレックス琴和」とランチタイムコンサートを月に一回、A館のロビー、ギャラリーで開催しております。このランチタイムコンサートでは学生だけでなく地域の方々も聞きに来られ、私どもの発表の場であり地域の方との交流の場ともなっております。
しかし邦楽というのは退屈などというイメージをもたれやすいのか学生の方は多く見られません。このランチタイムコンサートという場で少しでも多くの方に邦楽を聞いて、触れていただければ幸いです。邦楽部といたしましては昨年のメンフィス大学の方との交流のような、外部の活動の幅を広げていきたいとも思っておりますので今後ともよろしくお願いいたします。