学長・野風草だより

No.89

No.89 2011年5月19日(木)

卒業生の岩谷産業・牧野社長、在学生たちに語る夢

岩谷産業株式会社の牧野明次社長は、1965年に経済学部を卒業して入社し、2000年より社長として活躍されています。関西経済連合の副会長も務め、関西経済の活性化にも尽力されています。創立80周年記念の学生向け講演会においでいただき、「新エネルギーへの挑戦」と題して、在学生たちに夢を大いに語っていただきました。C31教室は300人の学生で一杯となりました。詳しい内容は、『日経ビジネス』(7月1日発売号)に掲載予定です。是非、ご覧ください。

Iwataniの企業理念は、「世の中に必要な人間となれ、世の中に必要なものこそ栄える」というものです。東日本大震災に際しては、LPガス、カセットこんろ・カセットガス、飲料水を大量に救援物資として送っているそうです。原発事故で今後のエネルギーをどうしていくかが問われています。創立者の岩谷直治氏は戦前から水素の販売に従事し、戦後岩谷産業を創業し、いち早く水素こそが究極のクリーンエネルギーだと考え、水素エネルギー社会を見据えた研究開発、プロジェクトに取り組んでいます。その先見の明には驚かされます。壇上で水素ガスを使った発電の実験、講演終了後には外で水素エネルギーによる燃料電池自動車の試乗なども行っていただき、学生たちは納得した様子でした。

牧野社長は学生たちに、夢、信念を持つこと、決断する時は勇気を持つこと、そして一度決めたら粘り強くやり続けることを強調されました。そのためには、自分の中に揺るぎない心の軸を確立することが大事であり、その基礎は学生時代に作られていく、だからこそ今を大切に生きて欲しいと述べられました。

牧野社長は後日、お礼の手紙に対する返書で、「過日は貴学の創立80周年記念講演会でお話しさせていただく機会を頂戴し、誠にありがとうございました。ご期待に応えられるような講演となったか、はなはだ心許ない次第ですが、同窓生として少しでもお役に立てたのなら幸甚に存じます。・・・学生の皆さんがこうした機会を最大限に活用してしっかりと学業や課外活動に励み、将来、社会で活躍する人材に成長して欲しいと願う次第です。」と、在学生への熱い期待を語っておられます。牧野社長、お忙しい中、ありがとうございました。

来年の創立80周年に向け、今後とも卒業生の方々とのつながりを深めていきます。また、学生の企画も募集しています。あっと驚くアイデアを出してください。