学長・野風草だより

No.93

No.93 2011年5月25日(水)

学生たちによる東日本大震災ボランティア報告会

東日本大震災のボランティアに携わってきた学生たちが企画から進行まですべて行い、B32教室で18時から20時まで報告会を開きました。初めに私が挨拶した後、原田多美子客員教授が総括的な報告を行い、学生部の田中省己さんが大学側から経過報告を行いました。

続いて学生たちが次々と活動報告を行っていきました。ボランティア経大団体・BKDの杉野隼太君は、街頭募金活動を行ってきた経験から、幸せとは「支合わせ」であり人々が支え合うことだと痛感した。ボランティアクラブの天見翼君は、相手と視線を合わしながら活動することが大切だと、述べました。経済学部の吉本光君は、福島県いわき市へ行った経験から、行動することで救われる人が現実にいる、最低限の知識と準備があれば誰でも出来ることがわかった。宮城県南三陸町へ行った波部碧君、神崎安由子さんは、人々の心の豊かさ、温かさを知れた、自分の持ち味を出して活かすことがボランティアを継続するポイントだと思ったとのことでした。

特別報告として、宮城県石巻市で活動した職員の松田裕一郎さんと、南三陸町で3~5月まで長期にわたり支援活動を続けてこられたアジア協会アジア友の会の田中壽美子さんより、たくさんの現地の写真を見せていただきながら、生々しい話をお聞きしました。下の写真は、田中さんに提供していただいた、南三陸町で津波が押し寄せてくる瞬間、その後の悲惨な状況をとらえた貴重なものです。よくよく、ご覧いただきたいと思います。撮影者の町職員の感動的な話は、朝日新聞の5月21日付の夕刊に載っています。
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201105210191.html

今後学生としてどのような活動をしていくかが提言され、最後に宋仁守学生委員長より、まとめの感想が述べられました。参加されていた地域の人は、「現地で直接自分の目で見て感じた経験を、飾り気なく素直に発表報告していることに、学生の皆さんの将来をみる思いです。とても素晴らしい学生さんたちに教育指導されている先生、大学の存在の大きさを感じました」と、アンケートに書いておられました。