タイトル: ”Industrial Clusters in Asia as China +1 and Thailand +1”
日 時: 2015年10月23日(金)16:00~20:30
場 所: 大阪経済大学D館7階 D73教室
出席者: 13名
<テーマと報告者>
① PIYA WONGPIT 氏
(ラオス国立大学経済経営マネジメント学部・講師)
“Pro
Poor Policy Approaches to Address Risk and Vulnerability at the Country Level.”
② 松岡 憲司 氏
(龍谷大学経済学部・教授・中小研特別研究所員)
“Electric
Power in Laos: Current Status and Issues.”
③ KHONGSAVANG XAYARATH 氏
(ラオス国立大学経済経営マネジメント学部・講師)
“Internal
Ex-Post Evaluation for Project on One District One Product (ODOP) Pilot Project
in Savannakhet and Saravanh Provinces.”
④ XAYPHONE KHONGMANILA 氏
(ラオス国立大学経済経営マネジメント学部・講師)
“Liberalization
of Accounting Professional Service through
Mutual Recognition in Lao PDR.”
⑤ 松野 周治 氏
(立命館大学経済学部・教授)
“Intra-Regional
Trade and Boarder Development in GMS.”
本研究グループは、近年の人件費の上昇により、労働集約的産業の競争力が失われつつある中国・タイからの移転先として注目され、日系企業の進出も進んでいるラオスの状況について、調査・研究してきました。
本研究会は、その調査・研究の成果を報告するとともに、ラオスについてより一層の理解を深めるために、ラオスではトップの研究機関のひとつであるラオス国立大学経済経営マネジメント学部より3名の研究者を招聘し、開催したものです。
ラオス側の研究者からは、おもにラオスにおける経済発展のための制度作りについて、具体的には、WONGPIT氏は農業政策、XAYARATH氏はラオス版一村一品政策について、KHONGMANILA氏は会計士制度の整備についての報告がありました。また、松岡氏は日本の関西電力も進出しているラオスの電力事情について、そして、松野氏はラオスを含めた大メコン地域(GMS)の経済交流についての報告が行われました。それぞれの報告に対して、フロアから活発な質問があり、本研究グループのメンバーを含めた参加者のラオスに対する理解を深めることができました。
さらに、この研究会に先立ち、中小企業・経営研究所の太田一樹所長とラオス国立大学のメンバーが面会し、将来的な学術交流協定の締結に向けた打ち合わせも行われ、今後のラオス側とのさらなる交流が期待されるものとなりました。