経済史研究 第14号(2011年1月発行)

経済史研究 第14号(2011年1月発行)

   表紙(和文・英文)

講演
「鎖国」時代の日朝貿易―銀の路・絹の路―田代 和生
[特集1 1930年代世界恐慌をふりかえって]
論考
世界恐慌と経済政策―フランスの経験―竹岡 敬温
昭和恐慌期における銀行システムの動揺
秋吉 史夫
ニューディールの金融改革―1935年銀行法を中心に―西川 純子
世界大恐慌期の債務再交渉―1933年5~6月ベルリン債務会議を中心に―西牟田 祐二
[特集2 上海 近代のあゆみ ―日本との関わりを中心に―]
記念講演
近代書籍交流史における上海と日本―張元済の日本訪書を中心に―周 武
シンポジウム報告
1860年代における上海道台の日本観閻 立
明治17年における上海の日本人街―亜細亜学館設立をめぐって―熟 美保子
横浜正金銀行上海支店(1900~13年)
 ―香港上海銀行・チャータード銀行との比較を通じて―
蕭 文嫻
20世紀前半の裁縫教育―上海における小学校教科書と女学校授業科目を中心に―岩本 真一
1900年代以降の日本人の中国観の変遷について近藤 直美
歴史随想
訓詁学再考藤田 貞一郎
書評
法政大学比較経済研究所/後藤浩子編『アイルランドの経験―植民・ナショナリズム・国際統合』高橋 哲雄

閻立著『清末中国の対日政策と日本語認識―朝貢と条約のはざまで―』
茂木 敏夫
大島真理夫編著『土地希少化と勤勉革命の比較史―経済史上の近世―』が提起するもの―日本近世史のもう一つの自立―籠谷 直人
「勤勉革命」とは何か―大島真理夫編著『土地希少化と勤勉革命の比較史―経済史上の近世―』をめぐって―勘坂 純市