日本経済史研究所

吉田 章人 (ヨシダ アキヒト)

吉田 章人(ヨシダ アキヒト)

〔専門分野〕中国古代史

〔研究課題〕春秋時代の世族政治とその権力構造について

〔最終学歴〕東海大学大学院文学研究科史学専攻博士課程後期修了

〔取得学位〕博士(文学)

〔研究業績〕
〈共著書〉
『大本曲『黄氏女対金剛経』の研究―雲南大理白族の白文の分析―』
(立石謙次・吉田章人著、東京外語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2017年1月)


〈論文〉
「平丘の盟から見た魯・晋関係」
(『史学』文学部創設125年記念号第1分冊(第84巻第1-4号)、391413頁、20154月)

「サンクトペテルブルク東洋学研究所蔵 ソグド・ウイグル文献中の非仏教漢語史料管見」
(土肥義和代表『内陸アジア出土412世紀の漢語・胡語文献の整理と研究』、東洋文庫、3034頁、20133月)

「春秋時代における魯国の世族政治―外交・国際情勢との関連の視点から―」(博士論文、20133月)

「「堕三都」から見る魯の三桓氏の権力構造」
(『東海大学紀要文学部』第93号、4568頁、20109月)

「魯・斉関係における婚姻と夫人」
(『史学』第78巻第3号、3572頁、200910月)

「日本における近年の春秋史研究の現状と課題」
(『歴史学研究』第830号、3543頁、20078月)

「魯の三桓氏の世族化と権力掌握について」
(『東海史学』第40号、1740頁、20063月)

〈共著〉
「『穆天子伝』訳注稿〔四〕」
(『史学』第86巻第4号、85-126頁(担当:85-91頁)、2017年3月)

「『穆天子伝』訳注稿〔三〕」
(『史学』第83巻第23号、139165頁(担当:158163頁)、20147月)
 
「『穆天子伝』訳注稿〔二〕」
(『史学』第82巻第12号、129198頁(担当:162170頁)、20134月)

「『穆天子伝』訳注稿〔一〕」
(『史学』第80巻第4号、101161頁(担当:134146頁)、201112月)
 
1999年中国考古学関連文献目録」
(『日本中国考古学会会報』第10号、152158頁、200010月)

〔最近の動向〕
 春秋時代の政治史、特に魯国を対象として、その政治体制と対外政策について研究しています。春秋時代の基本的史料である『春秋左氏伝』を中心として、春秋時代における魯国の対外政策および魯国の代表的な世族である三桓氏の動向について、当時の「国際」情勢とのかかわりから検討していくことが、私の研究課題です。2017年度も引き続き、魯国および三桓氏の政治・外交の変化に注目し、その要因・背景を検討し、論稿として発表できるよう目指します。
 また、近年は中国少数民族である「白族(ペー族)の白語・白文資料の研究」にも研究協力者として関わっています。白族は現在まで自らの言語(白語)を保持し、独自の文字は有していないものの、一部では漢字を用いて白語を表記する方法を持っています。これを「白文」といいます。本研究は、白族の民間芸能である大本曲の曲本を調査対象として、白文にもとづく語彙集の作成を通して、白語による文字使用の実態や白文の表記体系の解明しようと試みたものです。そのために実際に中国雲南省大理州への調査に参加し、さらにその成果として2017年1月には『大本曲『黄氏女対金剛経』の研究―雲南大理白族の白文の分析―』(立石謙次氏との共著、東京外語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)を刊行することができました。

20175月)