日本経済史研究所

福本 幸男(経済学部教授)

福本幸男所員

〔専門分野〕 国際金融論

〔最終学歴〕 神戸大学大学院経済学研究科

〔取得学位〕 神戸大学博士(経済学) 

〔研究課題〕 人口動態と国際貿易に関する実証研究

〔研究目的〕 典型的な個人の一生涯における各段階の所得、消費、貯蓄といった経済行動の背景に共通のパターンがあるとするライフサイクル仮説に基づくならば、一国全体の所得、消費、貯蓄は人口動態に左右される。本研究では、人口動態が特に国際貿易に及ぼす影響を実証的に検証する。

〔主要な研究業績〕
“Age structure and trade openness: an empirical investigation,”

 The World Economy, vol. 40, pp. 1247-1263, 2017 (with T. Kinugasa)

「ユーロ圏の域内不均衡と最適通貨圏の基準の内生性:産業構造・産業内貿易データによる検証」『グローバル・マネーフローの実証分析』ミネルヴァ書房、59-90頁、2014年

“A New Finding for Corporate Board Size Effects: Evidence from Japan,” The Singapore Economic Review, vol. 58, pp. 1-12, 2013 (with J. Xie)

“Another Look at the Underlying Cause of the End of the Bretton Woods System: International Price Differences Perspective,” Review of International Economics, vol. 19, pp.852-864, 2011

“International Price Dispersions of the Big Mac and Economic Integration,” Applied Economics Letters, vol. 18, pp.1633-1638, 2011

「マネタリ-モデルの共和分分析―モデルの識別と ECUレートへの応用―」『金融経済研究』22号、59-76頁、2005年

「為替レート動学に関する実証研究」博士論文(神戸大学経済学研究科)、2005年

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〔今後の研究計画〕 
 各国の人口動態が、一国全体の所得、消費、貯蓄の決定に影響することは、理論面からも実証面からも明らかにされているものの、国際貿易の決定に重要な役割を果たすかは、十分な研究蓄積がなく、現時点では結論が出ていない。
 研究の進め方として、人口動態による国際貿易への影響を指摘した先駆的な研究においては重要ではあるものの見落とされていた点を、様々な分析対象期間、分析対象国、分析手法に基づいて実証面から明らかにすることを試みる。信頼できる検証結果が得られたならば、所属する学会や研究会で報告を行い、そのコメントを反映した上で、学術雑誌へ投稿することを考えている。

(2018年4月)