研究関連

福井孝明

「スポーツコーチング」の技術を極め、 学生・地域スポーツの振興に貢献したい

教育者としてのコーチングを重視

 私は本学ハンドボール部のコーチ・監督として38年間務めてきました。スポーツ指導者として最も重視しているのは、選手たちの自立心です。「やらされる」のではなく、自分たちが自ら考え行動に移し、自分を成長させていく。そのためには「トレーニングの目的や必要性をしっかりと理解しておく」ことが大事です。
また私は、選手たちの練習には必ず参加するよう心がけています。毎日のように顔を見ることで、体調やケガ、メンタル面を含めた選手たちの状態、生活状況をつぶさに把握できます。そして「上手になろう勝とう」という意識づけを日々繰り返して行うことで、学生たちの伸びかたが大きく変わってきます。
 本学においては、スポーツの指導者であると共に、大学教員つまり教育者としての目線も重視して選手たちに接してきました。学生スポーツは教育の一環であり、スポーツを通して、社会人としての素養や人間性を高めていってほしいと思っています。

選手育成システムをハンガリーに学ぶ

 人間科学部のスポーツ健康コースには、スポーツコーチングという学問領域があり、私は「コーチング実習」を担当。スポーツ指導者などを志す学生たちに、自身の選手・監督としての体験に基づいた実践的なコーチング技術を伝えています。
また2016年4月からは、ハンガリー国立体育大学に留学し、半年間の海外研修に参加します。ハンガリーはハンドボールをはじめとするスポーツ強豪国でもあり、優れた選手をジュニア時代から育成してきた独自システムや指導体系を学びたい。そして帰国後は、本学のハンドボール部の指導に関わりながら、地域でスクールを開校するなど、地域スポーツの振興にも貢献できればと考えています。人はそれぞれに好きなことがあります。スポーツが好きな人なら、スポーツを通じて自分のやりたいことを見つけて深く学び、将来の仕事にできれば、きっと自分の人生に納得できると思います。