入学前は、大阪経済大学に特別思い入れがあったわけではありません。私は指定校推薦で入学したので、数ある大学から大阪経済大学を選んだというよりも、推薦枠があったからというのが大きな理由でした。でも入学してから、就職活動のサポートが充実しているということは、キャンパスを歩いているだけでもわかりました。
セミナー、説明会、面接講座。キャンパス内のあちこちに、就職関連イベントのポスターが貼られていました。自然と自分の中でも将来を意識する機会が増えました。2年次からは就職活動を見据え、さまざまな資格取得に踏み切りました。勉強は大変でしたが、何か目標を立てて長期的に取り組むことは得意。ファイナンシャルプランナーや秘書検定など、合計7つの資格試験に合格しました。
しかし、将来へのイメージはあまり掴めずにいました。資格を取得してもセミナーに参加しても、道なき道を進んでいるような感覚でした。それでも周りに遅れを取らないようにと、3年次の夏には、インターンシップに参加。そこで意識を変える出会いがありました。
偶然にも、実習先で同じ大阪経済大学の学生と一緒になったのです。自然と距離も近づき、話すようになりました。話題は就職活動。「こんな仕事をしたいから、この企業を考えている。そのために今はこんなセミナーに参加している」。具体的なビジョンを語る彼を見て、「自分も負けていられない!」とモチベーションが高まりました。
火がついた私の背中を押してくれたのは、就職課の方です。「就職活動を本気で頑張りたい」と相談すると、「それならこっちも本気で応援する」と力強い言葉をいただきました。それからは就職課に顔を出す度に「もっと上を目指せる」と鼓舞してくれました。
期待の言葉があったからこそ、モチベーションを高く保つことができました。難関企業に入社した先輩の活動報告書をチェックするなど、意識を上に向けることを心がけ、最後には日東工器株式会社からの内定を獲得。就職課へ報告に行くと「君なら当然だよ」と一緒に喜んでくださいました。この就職活動で身についた上へ上へと挑戦を続ける姿勢は、社会に出てからも貫きたいと思います。