17歳からのメッセージReport2013

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2917歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧17歳からのメッセージくなりました。もう戦争が終わって68年経つのに政府は何をやっているんだろうと思いました。人間が勝手に兵器を作るだけ作って、そのままにしているせいで他の動物が傷付いている所は世界中にきっとたくさんあるんだろうと思います。私も同じ人間で自分達にとっての普通を生きるためにたくさん他の動物を傷つけているんだろうと思うと、政府ばかり責めてもいけないんだろうと思いました。小さな島はたくさんのことを教えてくれた気がします。高知県立高知農業高等学校(高知県)小松祥之さん一人一人が自分のこととして考える最近ニュースでとりあげられる出来事として、TPPの問題をよく目にする。TPP参加により関税が撤廃され、貿易の自由化が進み日本製品の輸出額が増える。また、整備・貿易障壁の撤廃によって、大手製造業企業にとっては企業内貿易が効率化し、こちらも利益が増える。私達も物を安く買うことができ、メリットが多いように感じる。しかし、TPPに参加することにより大打撃を受けることがある。それは農業分野だ。関税の撤廃により米国などから安い農作物(特に米)が流入し、自国の物が売れなくなってしまうことが予想される。また、残留農薬や遺伝子組み換え食品などの規制緩和により、食の安全が心配だ。自給率も十四パーセントにまで低下すると言われている。農業を学ぶ私にとって、TPPに参加をすることには反対だ。農業は私たちの命にも関わる大切な産業だ。だから日本は残留農薬や遺伝子組み換え食品についての規制も厳しい。つまり、日本で作られたものは安心で安全なものだと言える。しかし、全部が全部デメリットなのだろうか。TPPに参加することにより新しい発見があり、今までの殻を破ることもできるかもしれない。今後どのようにこの問題に対応していくか。それは私たち一人一人が問題を自分のことと思い、考えることから始まると思う。福岡県立香椎工業高等学校(福岡県)吉留涼矢さん「勉強の使い道」自分は時々、いや、かなりの頻度で、いや、いつも思う。「勉強なんてしなくても良いんじゃないか?」と。確かに小学校までの勉強なら日常生活でも使うような勉強だ。だが中学校、高校と成長すればするほど、どこで使うような分からない勉強をする。「使うだろうか?」日常で「てふてふが飛んでいる」なんて古文を。「使うだろうか?」日常で「50 m走の記録を秒速何mか計算するか」なんて数学を。恐らく使わないだろう。物好きな人なら分からないが。では何故、皆は人生の数10%を使ってまで使わない勉強をするのだろうか。答えは未来の為である。「今」だと勉強を使わない。しかし「未来」では使うのである。そう遠くない未来の自立する時に使うのだ。では「未来のどこで勉強を使うのか?」それは「日常」では無く「仕事」で使うのだ。人はそれぞれ違う高校、進学先に行く。そして学んだ知識や技術を使い仕事をする。中学を卒業すると自分が好きな進学先に行ける。中学までと違い行き先が違うのは違う技術を学ぶ為だ。もしも全員同じ行き先なら余る仕事と足りない仕事が出てくる。すると社会が崩れてしまうだろう。しかしそうはならない。人間は一人として同じ考えを持つ人はいない。だから偶然にも、しかし都合よくバランスは取られる。世界は回る。学生時代に得た知識で。世界は動く。様々な労働者の働きで。一人一人の勉強が世界を変えるのだ。熊本県立熊本商業高等学校(熊本県)西村香穂さん社会を明るく私が子どもの頃、あやとりや竹馬などを教わるふれあい活動や、どんどやといった地域の行事でやったこと、また、そのときに、地元の人に優しく接してもらったことを、これから先ずっと忘れない。明るい社会を築くためには、こういった人との温かなふれあいが必要なのではないだろうか。私が小学生の頃、下校時間に通学路をパトロールして下さる方々がいた。私がたまたま一人で下校していたときに、パトロール中の方と会った。その方は私に「お家まで一緒に帰ろう。」と言って下さり、そこから話をしながら二人で帰った。私の話を笑顔でうなずきながら聞いてくれるのが嬉しくて、学校のことや家族のことなど、私ばかりが話をしていたように思う。家に着いたとき、その方に「一緒に帰れて楽しかった。ありがとう。」と言われた。このときのことは今でも鮮明に覚えている。地域の人の優しさに触れた瞬間、住んでいるこの町が好きだと実感できた瞬間、その一瞬一瞬が社会を明るくしていくのだと思う。私達が地域を担う世代になったとき、今度は私が、同じように次の世代へと繋げていきたい。今、これだけは言いたい!(自由課題)3テーマ高岡向陵高等学校(富山県)濱野純さん地元の祭り・新湊僕は小さい時から祭りが好きで地元にある祭りの獅子舞、曳山祭りに参加しています。獅子舞では天狗と獅子頭の闘いが踊りに表現されていて、とてもかっこいいです。富山県はとても獅子舞がさかんで100近い町内がやっています。その中でも自分の町内が一番すごいと思っているし、誇りを持っています。僕は天狗をしていて先輩から教えてもらった踊りの技術などしっかり修得して次の世代の人に伝えていきたいです。他の町内では子供がいなくて、なくなったところもあります。少子化のこの時代でも自分の町内古新町西部の獅子舞は残ってほしいと思いました。曳山祭りでは、13基の曳山が町内をめぐります。地元の新