17歳からのメッセージReport2014

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0517歳からのメッセージ0517歳からのメッセージ17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧0517歳からのメッセージ私のお母さんはすごい。朝は家族四人分のお弁当と朝ごはん、洗濯、掃除、平日は毎日朝から夕方まで働いて、帰れば夜ごはんをつくる。そう考えてみると、お母さんは毎日一日中「仕事」をしている。よく学校で「昨日お母さんとケンカした。ほんまうざい。」と言っている人をみるが、そういう人をみると正直うらやましい。私はお母さんとまともにケンカなんかしたことがないし、できない。いつも怒られたら私が拗ねて終わる。毎日たくさんの仕事をこなしているお母さんをみると頭が上がらないからだ。そんなお母さんを家族の中で一番身近にみている私は、できるだけお手伝いをするように心掛けている。毎日買い物に行けないお母さんは、毎週末一週間分の買い物をするのでその荷物運びや、毎日簡単な家事をしてあげることだ。そのせいで休日も忙しい私だが、反対にそのおかげで料理以外の家事はできるようになった。だから、学校帰りにスーパーで買い物をすることもめずらしくないし、最近では商品の値段が割高か割安かまでわかるようになった。この話を友達に話すと「すごいな。」とか「主婦やん。」とよく言われるが、私はそれを誇りに思っている。何でも言い合える親子から見れば、私とお母さんの関係は少し変わっているかもしれないが、私はこの関係は良いと思うし、何よりお母さんを尊敬する。だから毎日お母さんへの「ありがとう」の気持ちは忘れない。「走るのって楽しいか?」高校三年生になった今でも、時々自分に聞いてみる。中学から始めてもう六年目の春になるが、どんなに走っても私の中の解答欄は白紙のままだ。文句なんて言っていられない。暑くても、寒くても関係ない。ただ走るのみ。それが陸上競技というもの。周りから見てみれば、何が楽しくて何がおもしろいのかわからないらしい。同感だ。ただ最近になって私の解答欄の中は、少し埋まってきた。振り返ってみると、確かに練習中は苦しくつらいものばかりで、楽しさの欠かけら片も無いが、私は練習後の清々しさが好きなのだと気付く。なにより好きなのはレースだ。特に800m。相手との心理戦、ラストスパートをかけて先頭に出れば、急に視界が晴れて、ゴールが鮮明に見え、風の音と歓声がよく聞こえる。ゴールすれば座り込んでしまいたいくらいの疲労が一気に襲ってくるが、走り終わった後の気持ち良さに比べたらたいしたことはない。この感覚を味わうためにまた練習に励んできたのだろう。今年は最後の年だ。努力をすれば必ず結果が出るとは言えないが、努力をしなければ結果が出ないことはわかっている。トラックという舞台で最高のレースをするためにも私はこれからも走るのだろう。近々、私の中の解答欄は埋まる気がする。その時私は、自信を持って埋めたいと思う。自分の答え鳥取県立八頭高等学校(鳥取県)伊藤怜男さんセントヨゼフ女子学園高等学校(三重県)深町真未さん尊敬するお母さん該当者無し今までの自分、これからの自分1テーマインターネットが変えたこと2テーマ今、これだけは言いたい!(自由課題)3テーマグランプリ4作品