17歳からのメッセージReport2015

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2717歳からのメッセージ17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞学校特別賞応募参加高校一覧奨励賞情はもろいと思った。結果、平和に過ごしたかった私は我が道を行かないようにした。平和ではあったけれど、おもいきり笑うことが少なくなり、だんだんつまらなくなっていった。これでいいのだろうか、自分は何をしたいんだろうか、平和だと思っていた世界はモノクロだった。高校に入学して、仲の良い友達と離れた現在、このままではダメだと気づき、モノクロの世界に色をつけていこうと思い始めた。我が道を突き進めば、きっとその道を一緒に歩いてくれる友達ができ、強くなれると思った。今までの自分にサヨナラをして、これからの自分との向き合い方をゆっくり考えて、自分らしさを出していけたら良いと思う。いつもおびえて誰かの助けを待っている、マイナス思考な今までの自分を、包み込めるくらい強くなったこれからの自分になれるよう、そう信じて平凡な毎日じゃなく、実のつまった大切な一日一日にしていきたい。長崎県立佐世保商業高等学校(長崎県)松本菜那子さん努力のつぼ小学六年生のときの担任の先生に出会って私はがらりと変わった。小学六年生までの私は、できないことはすぐに諦めていて一つのことがまったく続かなかった。最後までやれたものがほとんどなかった。体育の授業でなわとびをやっていた。二重とびがとべなかった私は、練習をしていた。何度やっても失敗をして諦めかけていたときに、担任の先生にかけてもらった言葉でまた頑張ろうと思えた。「誰にでも最初はできないものだよ。努力は積み重なってできるものなんだよ。努力というつぼが満たんになって、あふれたときに成功するんだ。」この先生の言葉で私は変わった。何事も最後までやりとげるようになった。何事にも挑戦するようになった。二重とびも毎日練習してとべるようになった。その達成感はとても今までには感じたことがなくて、ただただ嬉しかった。私はその日以来、常に何事にも努力をした。そして今の私がある。「努力は成功のもと」や「ちりもつもれば山となる」などの言葉があるように、努力は大切なものなんだなと今も思う。人は努力をすれば、何にでもなれるし、何でもできると私は思う。私は努力を大人になっても続けたいと思う。努力をすればたくさんの人に認めてもらえるし、人の役に立てると思う。これからも、努力という言葉を忘れず将来に向かって突き進んで行こう。長崎県立佐世保商業高等学校(長崎県)吉村佳那子さん友達と思える人今までの私は、意見や考え方が違う人でも話を合わせたり、愛想笑いしたりしていた。「この輪に入りたい」「この人達の仲間になりたい」と思って、よくそういう行動をとっていた。自分の苦手な人でもそうだ。関わるうちに相手のいいところを見つけられるかもしれないと思っていた。その考えが、ある日崩れ始めた。部活中での嫌がらせが始まったのだ。その中心人物が、部活仲間に悪口をいい、ターゲットが変わっていき、それに私も合わせることしかできなかった。いざ自分の番になり、一緒に頑張っていた幼なじみから無視され、仲のよかった友達からもさけられ、いじめられている人の気持ちがやっと分かった。先生に相談したり、家族に話したりしていくと、嫌がらせも次第になくなっていった。そのことがあってから、本当のことをいい合える友達と出会えたり、話の合う仲間達と出会うことができた。自分の意見と、合わない人とも関わらないといけない時もある。その時は、違う意見を知ることができる、新しい発見があると思うと、苦手な人でも話し合うことができるかもしれない。大切なのは、自分がその人に興味があるかどうかだと思う。これからの私は、ただ単に前の考え方で人を見るのではなく、私が興味を持った人や、その人と一緒に心の底から笑い合ったり、楽しいと思える相手と友達になったり、一生の友と呼べる人と出会っていきたい。長崎県立松浦高等学校(長崎県)川田そらさんさすが私さすが私。これが私の口癖だ。私は幼い頃から両親に愛され、大切に育てられた。だからだろうか、私は私自身が好きだ。そして、自分自身をよく褒める。「さすが私。」は私がよく使う、自分への褒め言葉のひとつだ。私は自分に対する愛が人よりも大きいのだと思う。だからこそ利己的で人の気持ちが理解出来ないのだろう。私は世界が私の思うようにならなければ不機嫌になるし、嫌なことがあれば周りにやつ当たりをする。人に暴言を吐き、傷つける。そんな時は自分が嫌になる。自分を愛している故に、利己的な自分に嫌気が差すのだ。それでも私は自分を正当化し、「さすが私。」と言って、自分を褒める。どんな時でも自分を愛したいと思うからだ。私は小学生の頃から、なぎなたという競技をしている。私はなぎなたを頑張っている自分が好きだった。だけど、今、私はスランプに悩んでいる。頑張れば頑張るだけ空回りする。なぜ上手に振れないのかと自分を責め、自分を愛することが出来ない。どんな時でも自分を愛してきた私が自分を愛せないということに、自分でも驚いている。今の自分を本気で愛することが出来た時、私はこのスランプを乗り越えることが出来るのだろう。そして、このスランプを乗り越えた時、私は自分から愛されるにふさわしい私になれるだろう。私は早く、自分を愛し、自分から愛される自分になりたい。長崎県立松浦高等学校(長崎県)川本麻貴さん3つの間違いたくさん逃げました。自分が「やりたくないな」「大変そうだな」と思ったことから、たくさん逃げてしまいました。私の心の中の片隅には、いつも、面倒なことに関わりたくないという思いがあり、それは、これまで私の心を支配してきました。