ブックタイトル17歳からのメッセージReport2018

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17歳からのメッセージReport2018

17歳からのメッセージ1317歳からのメッセージ奨励賞学校特別賞応募参加校一覧学生審査員賞金賞銀賞グランプリ「過去に今までで一番成長した時期はいつだ。」と問われたならば私はこう言うだろう。「不登校だった中学校時代。」私は、中学校二年間不登校だった。一年生の終わり頃からだ。教室にもなかなか戻れなかった私だが修学旅行や運動会という学校の行事には参加していた。三年生の運動会の時、クラスメイトに言われた。「みんないつも待ってるよ。」と。私は嬉しかった。相手が何気なく発した一言かもしれない。でもその一言が胸に響いた。とても嬉しかったし何よりも勇気づけられた。その時初めて言葉というのは凄い力を持っているなと思った。それからすぐにとはいかなくても保健室に登校したりクラスに戻ろうと頑張った。結果、最後の数日だけだったが元の教室に戻る事ができた。その時初めて成長を感じた気がする。教室に戻った時はクラスメイトが温かく迎え接してくれた事は一生忘れられない。そんな自分も高校二年生になり後輩も入ってきた。学校へは毎日通学している。あの日クラスメイトに言われてから自分は思った。「自分も、人を勇気づけられる人になりたい。」そう思ってから支える立場の人になろうと決めた。こう思えるという事は、あの時、あの時間は必要だったと今思える。辛い事もあって失ったモノも多いけれどそれ以上に得られた事や学べた事が多かった。だから、思い出したくない過去などとは思っていない。むしろ自分を振り返れた人生の成長期間だった。最近、とてもいやされた出来事があります。母と姉を迎えに行ったときのことです。その日の私は嫌なことが重なり、今、これだけは言いたい!(自由課題)テーマ3◆一番成長できた時日本航空高等学校石川(石川県)吉松侑剛さん◆自分らしく、素直に。北陸学院高等学校(石川県)廣田史織さんいまだに、「音痴だね。」って笑われるけど、それでも、もう恥ずかしいとは思わない。歌を歌うのに大切なことは、歌がうまいだけじゃなくて、楽しく歌うということだと思ったからだ。だから私は、今日も歌を歌っている。歌手のように歌で誰かの心を動かしたりはできないけれど、「自分が楽しければ全て良し」と思いながら、お気に入りの曲を口ずさんでいる。星は生活に役立つ物ではない。だから、毎日星を見ない。ましてや、星座を知っている人は極わずかである。星座とは、星と星を見かけ上の位置によって結び、色々な形に見立てたものである。星座のおかげで星を見つけるのは随分楽になった。私は「最後に空を見上げたのはいつだろう」と思うぐらいの星に無知な人間だった。しかし、高一の冬、友達に誘われるがまま天文部に入部した。それが私と星座との出会いだ。秋の文化祭の出し物でプラネタリウムを行うことになった。だから星の星座を覚えなければいけなかった。覚えることが苦手な私にとってかなり苦痛なことだった。しかし、しょうがないので無理矢理覚えることにした。ある日、最寄り駅から自転車で帰る途中、ふと空を見上げた。そしたら「オリオン座」を見つけることができた。嬉しさと感動が込み上げた。それから私は空を見るのが好きになった。空は嫌な気持ちを吹っ飛ばし、星は心を美しくさせる力を持っている。空や星に詳しくなれば、日々空を見上げる習慣がつくし、星をみつけるのが楽しくなる。だから少しでも星座に興味を持ってほしい。数多く知るのもいいけれど、自分のお気に入りをみつけるのもいい。知ろうとする一歩が大切なのだから。今いちばん知りたいこと、学びたいことテーマ2◆感動を与えてくれたもの椙山女学園高等学校(愛知県)日髙萌々花さんなぜそのような行動を取ろうと思うか。理由は一つ、自分がそうなりたいから。子供にそうなってもらうには、努力は惜しまない。なんだってする。子供が多少嫌がったとしても、やった方が今後役に立つから、かわいい子供の嫌がる顔を見るのは苦しいけど、やらせてあげたい。僕は、このような空想をしていると、思わず声をあげてしまった。「僕の両親も同じ考えなのではないか。」いや、今まで全く気がつかなかった。なぜ親が僕に、幼稚園のときにかけ算の九九を覚えさせたのか。なぜDSを取りあげてまで、野球をさせていたのか。なぜ自分の寝る間を惜しんでまで、本を読んでくれたのか。それを今まで面倒だと感じていた。親の気持ちを理解せず、反抗をしていた自分を今になって後悔した。それと同時に、これに気づくことが出来たことが嬉しかった。僕の反抗期は終わったと思えるくらい親には感謝している。両親が僕のためにいろいろ言ってくれる、その期待に応えようと、今は心から思える。私は音痴だ。自分では普通に歌っているつもりだけど、友人には、いつも笑われてしまう。初めて音痴だと言われたのは、小学校六年生の冬。音楽の授業が終わった後、友人にさりげなく言われたのだ。当時の私は強い衝撃を受け、歌を歌うのが恥ずかしくなった。だけど私の周りには、いつも音楽があった。家に帰れば、テレビから最近流行りの曲が流れてくる。風呂上がりの兄はいつも大声で歌を歌いながら出てくるし、寝る前は同じ部屋に居る祖母が子守り歌のように演歌を歌う。だから、結局私もイヤホンを耳につけ、お気に入りの曲を歌うのだ。それから私は毎日のように歌を歌っている。朝、準備をしているとき。登下校のバスを待っているとき。お風呂に入っているとき。勉強の息抜きのとき。◆私の歌長崎県立長崎明誠高等学校(長崎県)道脇愛理さん