ブックタイトル17歳からのメッセージReport2018

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概要

17歳からのメッセージReport2018

17歳からのメッセージ01大阪経済大学の初代学長である黒こく正しょう巌いわお博士は、当時の多くの学生、教職員から慕われ、その言動は「黒正イズム」と呼ばれていました。黒正イズムには四つの眼めがあった、と私は思います。鳥の眼=鳥が大空から大地を眺めるように、広く空間認識をもって、偏狭な日本中心ではなく、世界の現実を見つめていました。虫の眼=虫が地面をはいつくばって動きまわるように、地道に現場に即して考える姿勢を貫きました。身近な学生たちを愛し、日本文化の伝統を尊重しました。魚の眼=魚が河や海で流れを読みながら自由に水中を泳ぎまわるように、永いスパンで時代の流れを読む先見性を持ち合わせていました。こころの眼=目に見えるものだけでなく、こころ(情・心)で感じるものへの気づきです。和を尊び、利他の精神、おかげさまのこころを大切にしました。皆さんのメッセージを読んでいますと、家族や友人とのふれあい、留学生との交流、食べ物や動植物を通じてのつながり、内なる声との対話、日本文化への関心など、黒正イズムの四つの眼がキラッと輝いているのを感じます。応募していただいた三万の高校生の皆さん、みんなありがとう。さらに四つの眼で遠望近視しながら、こころ(情・心)を思い・話し・書く言の葉に託し、ご活躍されることをお祈りいたします。「黒正イズム」の四つの眼大阪経済大学学長德永光俊