ブックタイトル17歳からのメッセージReport2018

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17歳からのメッセージReport2018

17歳からのメッセージ3317歳からのメッセージ奨励賞学校特別賞応募参加校一覧学生審査員賞金賞銀賞グランプリ私は幸せな家に生まれたと日々感じる。それは二人のおかげだ。感謝しかない。普段は恥ずかしくて言えないので、ここで伝えることにしよう。ありがとう。「ラグビー」、簡単に言うと痛い、つらい、臭い、怖い、エトセトラなスポーツ。僕はこのスポーツを幼稚園生の頃から今まで続けて来ている。辞めるタイミングなら幾らでもあった。なぜ、こんなスポーツを僕は一体続けているのだろう。皆さんは「つらさの向こう側」の楽しさを経験したことがあるだろうか。僕には何度もある。最近のものでいうと、ある強豪校との試合だ。人生で一番苦しい試合だった(本当に)。全員で歯を喰いしばって、相手の猛攻を何度も防ぎ切った。結果としては大敗を喫したものの、最後の最後にはトライを一本返した。つらいと思うことは何度もあったが、自分に負けなかったおかげで、最後は皆笑顔になれた。「ラグビーは個人競技だ。」と顧問の先生がよく言われる。タックルの時は己の恐怖に打ち克ち、八十分間走り切らなければならない競技だ。その経験が今の僕を作り、成長させてくれている。はじめに言ったように、ラグビーは泥臭く、つらいスポーツだ。だが、他のスポーツには無い楽しさがあり、他のスポーツには無いことを学ばせてくれる。だから僕はこのスポーツを続けているし、感謝の気持ちを伝えたいと思う。人間は見たいように見、聞きたいように聞き、感じたいように感じる。実に勝手な生き物である。むしろそう在らねばとっくに私たちは滅んでいたかもしれない。要は、すべての物事は自らの考え方、事象の捉え方に依っているということ◆ラグビーに、感謝大阪府立千里高等学校(大阪府)浦惟月さん◆無題大阪府立千里高等学校(大阪府)清水明日香さんできない。でもイルカは頭が良い。イルカが私に合わせて一緒に泳いでくれる。イルカにつかまったりして数メートル、何百メートルと海を進んでいく。地球の海を自由に泳ぎ回ることができるイルカは人間である私とはまるで逆だ。学校・勉強・時間・仕事など制限ばかりかけられて自由なんてまるでない。もし一緒に泳ぐことのできるイルカになることができればどれだけ幸せか。右にも左にも自由に泳ぐことができて世界一周なんてカンタンにできてしまう。時間にもしばられることなく、誰にも邪魔なんてされずにキレイな海を巡ることができる。イルカを襲う敵も広い海にはいるだろう。イルカのかしこさ・泳ぐ速さがあれば気にすることはない。危ない時は全速力で泳げばいい。青い海も無心で自由になんの制限もなしに泳げるイルカになることができれば、イルカのようになることができれば、きっと幸せだろう。いつかイルカと海で出会うことを夢に見ている。会える日がたのしみだ。私には父親が居ない。私が幼い頃に両親が離婚したからだ。でも一度も寂しいと感じたことも、父親が欲しいと思ったことも無い。それはきっと私への家族からの愛が大きいからだ。私の母は努力家だ。私が幼い頃は毎週のように遊びに連れて行ってくれた。大人一人で子供二人を連れて歩くことは簡単なことではない。それに当時の写真が沢山の色紙と共にアルバムを彩っている。私はこのアルバムを開くたび母の愛を感じる。そして、母は私がおいしいと言った物は、何日も買って来る。飽きた。と、言いづらい程、嬉しそうに袋から取り出す母を見て、また愛を感じる。私には二歳上の兄がいる。彼は私の兄であり、父親のような存在だ。幼い頃からしっかりしていた兄は、三歳の私をバスに乗せ母の職場に連れて行ってくれた。中学に入ってからは、打ち上げなど帰りが遅い時は迎えに来てくれた。歳が近い分よくケンカもするが、いつも私を気にかけてくれる兄からも愛を感じる。◆伝えたい五文字。京都産業大学附属高等学校(京都府)中西琴里さん私が今言いたい事は、「若者は選挙に行け。父親が働く場所は会社だけではない。」という事だ。現在の日本は様々な社会問題を抱えているが、私が一番問題視しているのは待機児童問題だ。少子高齢化が深刻化するわが国では、年金や介護などの問題で日本の将来が危惧されている一方で、待機児童も大きな問題となっている。今の日本では、幼い子どもを預ける保育園がないと苦悩している母親が数多く存在し、一日中育児をして仕事に行けないシングルマザーや、高額の託児金を支払って預け、生活が苦しくなる世帯まで様々だ。実際に私の母親も、子どもを保育園に入園させるのに多大な苦労を強いられたようだ。このような問題を解決する為に必要な事は選挙に行く事だ。なぜなら保育園などの託児施設の増設を政府に訴える必要があるからだ。多くの若者が自ら政治に参加する意思を表明する事で、待機児童問題に目を向けさせる事ができる。選挙に行く事はそのための唯一の方法であり、自分が大人になって子どもを持った時の事を考えると他人事ではない。そして、それだけではなく、待機児童問題を支えるには父親の育児協力が不可欠だ。世界的に見て日本は、父親の育児活動時間が極めて短い。育児は母親の仕事だと丸投げするのではなく、育児の大変さは共有するべきだ。私は、選挙に行く事で少しでも今の日本を変える事が出来ると強く思うのだ。イルカと泳ぎたい。きれいな海で一緒に泳ぎたい。雲一つない晴天の日に、とっても暖かい南の海で、透き通る太陽の日が注ぐ水で、イルカと泳ぎたい。私はイルカのようには泳げない。深くまでもぐったり速くなったり遅くなったりジャンプしたりイルカのようなことは◆未来を変える選挙権(愛知県)匿名希望◆イルカ京都産業大学附属高等学校(京都府)小寺和紀さん