ブックタイトル17歳からのメッセージReport2018

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17歳からのメッセージReport2018

17歳からのメッセージ4017歳からのメッセージ奨励賞学校特別賞応募参加校一覧学生審査員賞金賞銀賞グランプリ私は今、世界の医療についてものすごく興味があります。きっかけはニュースでよく流れているシリアの内戦です。私は、このニュースを見た時思いました。「この戦いでどれだけの人が苦しんでいて亡くなったんだろう。」戦いに出ている人だけでなく、民間人の人もたくさん亡くなっています。ニュースの映像にもケガをした人達がたくさん映っています。そんな苦しんでいる人達を助けられるのは、医者や看護師といった医療機関しかありません。だから私は、医療について興味を持ちました。世界中には発展途上国や内戦、戦争が起こっている地域に出向いて支援する様々な医療機関があります。私が知っているのは、NGO、赤十字、青年海外協力隊、国境なき医師団などです。私はこの機関を知った時、「自分もこんな所に入って人を助けたい」と思うようになりました。それからもその気持ちは消えることなく今も同じ気持ちでいます。でも自分の中では、「こんなことできるわけない、レベルが高すぎる」と諦めている自分もいます。それでも苦しんでいる人達を助けたい、そう思っています。人は残酷です。自分の命を投げ出してまで自分の思いや国を守ろうと戦っています。そんな人達のために自分にできることはたくさんあると思います。助けることもできます。将来、人を助けるような仕事につくために今、精いっぱいがんばろうと思います。あなたには今、将来の夢があるだろうか。私は、将来の夢がある人がとてもうらやましい。夢は持っていて当たり前、と思う人もいるかもしれないが、私にとっては当たり前のことではないのだ。子供の頃は「ケーキ屋さんになりたい。」や「お花屋さん◆世界の医療土佐女子高等学校(高知県)富岡藍和さん◆夢福岡県立福岡講倫館高等学校(福岡県)池田唯菜さん初めて、「ああ、結婚したんやなあ」と実感した。披露宴中の姉とたまたま目が合った時に、姉は今までにないくらいの幸せな笑顔で私を見た。少し恥ずかしくてすぐに顔を背けてしまったけど同時に泣きそうにもなった。姉は時々家に帰ってくるが、やっぱり一緒に住んでいた時と変わらず「ほんまにあほやなあ。」と私をからかってくる。ああやっぱり。名字は変わっても姉は姉だった。私は、感謝することは人を幸せにすると思います。身近な例として、毎日ご飯を食べられることに感謝すると、ご飯がいつもよりおいしく感じたり、学校に通わせてもらっていることに感謝すると、やる気に満ちた気持ちで、学校生活を送ることができたりします。さらに感謝することは、人間関係をも改善してくれると、私は思います。私は高校一年生のとき、どうしても好きになれない子がいました。その子は私に対するあたりがきつく、その子の言葉で傷つくことがよくありました。私はあのときあんなに優しくしたのにどうして私にひどい態度ばかりとるのと毎日のように悩みました。そして苦しくてしかたがなくなったとき、ふと、私は全く彼女に感謝していなかったことに気がつきました。彼女の悪いところしか見えておらず、言葉には出さなかったものの、私自身も彼女を傷つけたのかもしれないと思うようになったのです。そして、彼女の態度が変わらなかったとしても、感謝し続けようと思って生活していくと、不思議なことに彼女の態度も変わってきたのです。今では仲のいい友達の一人です。このように、感謝することは自分の心の持ち方を変え、さらには周りの人さえも変える力を持っています。この力こそが身近な幸せに気づかせてくれるのです。これからも私は感謝することを忘れず生活していきたいです。◆感謝は幸せの第一歩済美高等学校(愛媛県)福井賀那さんぜんうまくなくて今までレギュラーになれなかった。小学生や中学生の時はまだバレーができると心の中では思っていた。だが私はもうあと一年しかない。だから悔いを残したくない。なのでみんなに伝えたい。私は技術がないのでコートに立てない。けれど毎日練習に参加して、やれることをしている。それは普通のことだし、してあたりまえだ。でも私は納得できない部分がある。それはコートに立つ立場の人が練習をバイトや遊びに行くという理由で休むこと、先生には病院や用事等うそをつくことだ。そうやってずる休みをしている人に私は負けている。そう思うととても悔しい。私はみんなが毎日練習をがんばり、チームの目標を達成できれば悔いは残らないと思う。コートに立つ人だけがえらいのではない。コートに立つ人、まわりで応援する人、監督、コーチ、マネジャー、他関わってくれている人全員で一つのチームだから。みんながチームのためにがんばってこそチームプレーができるのだと思う。そのことは誰もが決して忘れてはいけないことだ。「姉ちゃん絶対に結婚せんと思う。」高校の時からずっとそう言っていた姉が、去年結婚した。姉は高校時代、部活動にも勉学にも熱心に励み、彼氏ができたなどあまり聞いた事がなかった。大学に入ってからも彼氏はできるが結婚は考えた事ないとすぐ突っぱねていた。そんな姉が大学を卒業し、県外に就職してわずか1年で、今の旦那さんと結婚の報告をしに帰ってきた。あれだけ結婚しないと断言していたのにいきなりの事でびっくりして、私は自分の部屋に逃げ込んでしまった。父も母もいきなりの事に驚いていて、反対はしなかったものの、お金の事やら仕事の事やらで今までにないくらい心配していた。それから向こうの親とも何度か食事などをして、婚姻届を出した約1年後、結婚式を挙げた。いつも私の事をからかってくる姉が大勢の人々の前で幸せそうにしているのを見て、◆名字は変わっても徳島県立富岡東高等学校(徳島県)大谷ひかるさん