ブックタイトル2020履修のてびき｜2020年度入学生用｜大阪経済大学

概要

2020履修のてびき｜2020年度入学生用｜大阪経済大学

H-12 人間科学部1 現代心理学コース２．各コースの学びのポイントと各種資格について心理学は「こころの科学」です。大きくわけると人間の記憶や学習、知覚、感情、知能といった広汎な心理現象を科学的に探求する「基礎心理学」と、基礎心理学の理論や法則、成果を実際の生活や問題解決、仕事に役立てようとする「応用心理学」があります。現代心理学コースには【臨床心理学領域】と【ビジネス・社会心理学領域】の２つの領域があり、どちらも応用心理学の範疇に入ります。【臨床心理学領域】では、心の発達、心理療法、心理的援助、心理検査などについての基本的な事柄を学び、心理学的援助に必要な基本的知識とスキルを身につけることをめざします。また【ビジネス社会心理学領域】では、社会や企業、組織における人々の心理と行動との関係について、特に実験心理学の理論と方法を用いて、人間の行動についての法則やこころのメカニズムを科学的に解明します。日本初の心理学国家資格である公認心理師第１回目の試験が2018年におこなわれ、2019年に最初の公認心理師が生まれました。公認心理師試験の受験資格を取得するには、本学で所定の科目すべてを修得して卒業したうえで、定められた機関に就職して心理支援者として2年～3年の実務経験を積む【実務者トラック】か、公認心理師カリキュラムをそなえた大学院修士課程で必要科目をすべて修得して修了する【大学院トラック】の、２つの道があります。なお、在学中に所定の科目をすべて修得するのは楽なことではなく、修得できない科目を１つでも残して卒業してしまうと公認心理師受験資格は得られません。また、【実務者トラック】の就職はかなり狭き門になることが予想されます。同様に、公認心理師の大学院修士課程に進む【大学院トラック】についても、厳しい受験に合格し、さらに大学院での学びを修了するのは大変です。よって、公認心理師資格を目指すのであれば、1年生のときから熱心に勉学に取り組むようにしてください。なお、公認心理師カリキュラムとして本学で修得しなければならない科目は次の通りです。学びのポイント公認心理師資格の修得について公認心理師　大学における必要な科目1. 公認心理師の職責2. 心理学概論3. 臨床心理学概論4. 心理学研究法5. 心理学統計法Ⅰ6. 心理学実験Ⅰ7. 知覚・認知心理学8. 学習・言語心理学9. 感情・人格心理学10. 神経・生理心理学11. 社会・集団・家族心理学12. 発達心理学13. 障害者・障害児心理学14. 心理的アセスメント15. 心理学的支援法16. 健康・医療心理学17. 福祉心理学18. 教育・学校心理学19. 司法・犯罪心理学20. 産業・組織心理学Ⅰ21. 人体の構造と機能及び疾病22. 精神疾患とその治療23. 関係行政論24. 心理演習25. 心理実習Ⅰ・Ⅱ（80時間以上）