製造業経営診断実習

製造業経営診断実習

担当講師 : 内藤秀治・高山吉和・椎木茂久

実習の目的中小製造業の経営について、総合的に現状を把握することにより経営改善課題を抽出し、課題解決のための重点部門毎の具体的な解決策を策定することを通し、指導・支援・アドバイスできるコンサルティングスキルを修得する。
実習の目標1.生産現場の現状を的確に調査・分析し、経営改善課題を抽出できるスキルを修得していること。
2.担当する部門(項目)毎に、①現状分析→②問題点構造化→③課題抽出→④課題構造化→⑤具体的解決策検討、という一連のプロセスを理解し、進めることができるスキルを修得していること。
3.重点部門毎に、検討された解決策について、現状の組織能力、実行力を考慮するとともに、総合的に調整し、実現可能性、効果性の高い総合的な経営改善実行計画を策定できるスキルを修得すること。
準備学習経営診断Ⅰ演習の特に自分が苦手とした単元の復習をしておいて下さい。
評価方法登録養成課程受講者修得判定基準に関する内規による。
実習の構成
(標準時間)
1. 生産現場の診断(22.5時間)
2. 部門別診断(総合的)(6時間)
3. 具体的改善案の検討、全体調整、報告書作成(40.5時間)
4. 最終報告(7.5時間)
5. 反省・講評(1.5時間)
学習のポイント・事務局が実施する事前調査により明らかにされた生産現場の重点課題(改善テーマ)の解決を図るため、必要となる現状のデータ収集・解析を行い、生産現場について的確な現状の分析を行うスキルを修得する。
・診断重点事項を決め、部門毎に現状分析、問題点構造化、課題抽出ができるスキルを修得する。
・部門毎の経営課題をサブ課題に分解し、サブ課題毎に具体的な解決案の案出しを行う。また現状の組織能力を考慮したうえで、全社的な経営改善方針、手順を論理的に組み立てる。
留意点・研修生全員が工場診断を実施する。
・経営全般について俯瞰的に現状を把握したうえで、診断重点事項を決める。
主要アウトプット・経営診断報告書(経営全般についての現状分析、問題点構造化、重点課題の抽出)
・個別経営課題(重点診断事項)の改善計画書