お知らせ・ニュース

ニュース

留学生による中国語講座開講

2022年06月21日(火)

81名が中国語と文化を学ぶ

 本学に在籍している中国人留学生から対面で中国語を学ぶ講座を開講しました。講座は、5月11日から24日の間に全6回・各1時間で開講され、受講学生はのべ81名でした。
 講師役の留学生は毎回代わり、6名がピンインや歌、漫画、京劇、中国将棋、お勧めスポットなどさまざまな分野をテーマに取り上げ、日本語で説明しました。説明役とサポート役は2人1組となり、両方の役割を経験するよう分担。どのチームも何度もリハーサルをしては、資料を修正して仕上げていました。講座当日までは、チラシを自らで作成し、昼休みにキャンパス内で配布しました。
 講座では、クイズ形式を用いたり、四声を車のエンジン音に例えたり、舌をうまく使うコツなどを留学生講師が受講生へ教え、中には語学学習を通じて人生観を説く哲学的な内容もありました。今回の講座で、受講生は楽しく、時には考えさせられながら学び、講座終了後は学生同士が交流する姿もありました。学内で国際交流がさらに広がることを願っています。
ご協力いただいた中国語担当の先生方に感謝申し上げます。
 
5月11日(水)「ゼロから始める中国語ーピンイン編」陳 子昱(経営学部3年)
5月16日(月)「中国の春夏秋冬」伊 建鑫(経営学部3年)
5月17日(火)「20世紀後半、中国で流行っていた歌」応 嘉誠(経済学部3年)
5月18日(水)「中国の食文化-四川料理編」馬 文博(経済学研究科博士後期課程)
5月23日(月)「如果历史是-群喵~」王  澍(経営学部4年)
5月24日(火)「ようこそ張さんの物語雑談室」張 志淼(情報社会学部2年)
 

講師学生の声

 中国語講座の先生役をさせていただき、本当に感謝しております。非常に良い成長の機会になりました。 先生の立場になり、40名の学生を前にして、どうすればみなさんに授業を聞いてもらうことができるか、授業の内容は学生に役に立つかどうか、学生の興味を引き付けることができるかなど、よく考えさせられました。 授業中は学生の反応を見ながら、進めていき、ココロから楽しく感じました。国際交流課の職員さんや中国語講座の先生グループの留学生たちが私の後ろから支えてくれて、授業は順調にできました。本当にありがとうございました。 
 博士後期2年 馬 文博
 
 今回、中国語の先生になってとても楽しかったです。授業の内容は主にピンインと四声です。特に、子音について、六つに分けて、それぞれの音を皆と一緒に発音の練習をして楽しく進めることができました。また、授業の内容を受講生の皆さんにもっと理解してもらうために、資料やパワーポイントを利用したり、中国語の動画を見てもらったりして進めました。授業をスムーズに進めるためにリハーサルをし、授業中は皆さんの反応などを見ながら質問やクイズもして盛り上がりました。今回、プレゼンテーション力やコミュニケーション力を高め、人前で恥ずかしくなく、うまく話し、先生らしくできました。チャンスがあればまた挑戦したいです。 
 経営学部3年 陳 子昱

参加学生の声
中国語講座では、”なんとなく知っている”から”知っている”に変わる興味深い知識を得ることができました。たとえば挨拶をするときに、こんにちは(你好)ではなく、ご飯を食べたか(你吃饭了吗?)と尋ねるのが一般的であることだったり、四面楚歌の主人公項羽のために自ら死を選んだ妻との話だったりが挙げられます。言語だけでなく文化も学べ、そして中国の留学生のことをより知れて、より仲良くなれたと感じます。
 経済学部2年 中野  絢音