学歌・逍遥歌
学歌
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作詞 秋本吉郎(元本学教授)/作曲 柴田南雄(元東京芸術大学教授)
- 1.
- 大淀の 水は春ゆく ゆたかな春だ
芽立つ葦原 緑が沁(し)みる この若さ
希望は明るい 蒼穹(おおぞら)かけて
永遠(とわ)の青春 みなぎる学園
大阪 大阪経済大学
- 2.
-
大樟(くす)の 蔭は裕々(ひろびろ) 夏風そよぐ
学徒師弟が 幹負(お)いもちて 諸汗(もろあせ)に
確(しっ)かと植えた 融和の象徴(シンボル)
繁れ自由の 花さく学園
大阪 大阪経済大学
- 3.
-
そびえ立つ 白堊の殿堂 秋空高い
澄んだ心に 鐘なりわたる 晴れ空(ぞら)だ
ひらく真理の 扉につどう
面(おもは)かがやく 求理の学園
大阪 大阪経済大学
- 4.
-
澪標(みおつくし)世界の商都の 入船出船
水先みちびく 経済実践 前途(みち)はるか
冰(こお)る潮路も 乗切る気力だ
自主で揺(ゆる)がぬ 自治立つ学園
大阪 大阪経済大学
逍遥歌
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作詞 中村行男(本学16回卒)/作曲 松川圭一(本学15回卒)
- 1.
-
此処 城北に迎えたる
紺碧(こんぺき)淀の春の夢
惜春の賦(ふ)のただよえば
薫風静かに流れ来て
逝(ゆ)きし苦節の十余年
歴史は吾等に教うなり
- 2.
-
水や濁れる人の世に
真理(まこと)求めて遊ぶ子の
友愛久遠(くおん)に変るまじ
汝(な)が悲しみに我は泣き
吾(わ)が喜びに君や舞う
惜みて励め我が青春(はる)を
- 3.
-
踏めば小草(おぐさ)も柔き
弥生の庭に集ひ来し
我が学舎(まなびや)の乙女子は
生命(いのち)新たな此の曲に
花咲く野山(のやま)花の下(もと)
声美(うるわ)しく歌うかな
- 4.
-
虫の音すだく秋来れば
小川こよなく寂(さび)たたえ
若き愁いを語りつつ
自然したいて逍遥の
尋ねる途(みち)は遠くして
薤露(かいろ)人生 はかなしや
- 5.
-
乱るる金剛こがらしの
木立(こだち)凍る淀の丘
理想に燃えて佇(たたず)めば
無言に教う朔風(さくふう)の
肌にきびしき鞭なれど
懐古楽しや語り草
- 6.
-
霜ふみ通うこの朝(あした)
はや暮れゆかんこの夕(ゆうべ)
理想の書物(ふみ)をふとふせて
淡き光の誘(いざな)いに
汝(な)が故郷(ふるさと)を偲ぶとき
鐘の音寂し瑞光寺(ずいこうじ)
- 7.
-
小鳥が森に歌うとも
子羊野辺にたわむれど
さすらう旅のこの世には
花びら風を待たずして
春や心の乙女子は
はかなき恋に泣くとかや
- 8.
-
今宵かたみに君と我
君に目覚めし我なれば
いつかの後(のち)の秋の夜に
また語らわんことあらめ
友情燃ゆる我が酒を
あふるるばかり注(つ)がんかな
- 9.
-
想いはめぐり盡(つ)きぬ時
緑が原に人訪(と)えば
希望も高き語らいに
憂愁(ゆうしゅう)の声いまはなく
新たに目覚む同胞(はらから)の
微笑(びしょう)は花に映(えい)ずなり