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2020/07/09

人間科学部 髙井教授 緊急事態宣⾔後のデイサービス利⽤者の健康調査を実施

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  • 03-すべての人に健康と福祉を
  • 11-住み続けられるまちづくりを

⼈間科学部・⾼井逸史教授(リハビリテーション科学)がデイサービスなどの通所介護サービスを利⽤する⾼齢者570⼈を対象に、2020年5⽉10⽇〜31⽇にかけて実施した「緊急事態宣⾔後におけるデイサービス利⽤者の健康に関する調査」の結果と、第2波に向けた予防についてアドバイスを発表しました。

調査結果へ

コロナウイルス感染症拡⼤防⽌のため、本年4⽉7⽇に⼤阪府で「緊急事態宣⾔」が発令され、4⽉16⽇には全国に拡⼤、5⽉25⽇に解除されました。厚⽣労働省の調査では、⾼齢者のデイサービスを⾏う全国の介護事業所のうち858事業所の休業が報告されています。(2020年4⽉20⽇報告分)
地域包括ケアやフレイル予防の研究を⾏う⾼井逸史教授は、⼤阪府介護⽀援専⾨協議会堺ブロックの協⼒を得て電話アンケートを⾏い、通所サービスを継続した利⽤者「通う群」と、休業等により通所サービスを控えている「控える群」に分け、通所サービスを受けない場合の⾝体及び認知機能に及ぼす影響を分析しました。

⾼井教授は、第2波、第3波を想定した今後の対策について、要介護者の家族や通所サービス施設向けて次のようにアドバイスしています。
(1)⽣活リズムを整える
  通所サービスを利⽤していた曜⽇、送迎に⾏く同じ時間帯に⾃宅に訪問し、介護スタッフが直接ご本⼈と会話する、または
  家族が訪問する。
  決まった曜⽇・時間に会うことで、⽣活リズムを整える。
(2)⾃宅で⾝体を動かす習慣を⾝につける
  体を動かす習慣を⾝につけるため、施設が⾃宅で簡単にできる体操のリーフレットを配布し、訪問の際に実施できているか確認する。           
  認知機能に問題がなければ、毎⽇決まった時間に放送されているNHKラジオ体操番組を⾒ながら体操する。
  ご家族の⽀援が得られるなら、決まった曜⽇・時間にYoutubeをテレビに繋き、⾒ながら体操する。

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