経営・ビジネス法情報センター・大阪経済大学経営学部共催
開催概要
現代社会では、コンプライアンス経営やコーポレートガバナンスなど企業の社会的
責任が増大しています。ビジネス社会の法化の進展を受け、企業経営においては、法の基礎知識と法の運用能力を備えた経営能力が求められるようになっています。
このような経営状況の変化を受け、大阪経済大学経営学部では、「経営と法の融合」教育によって“経営と法の両面”に精通した市民・職業人の育成を目指していま
す。
そこで本セミナーでは、各分野の専門家と本学教員との共同によって「経営の法の融合」の視点から現代経営にかかわる諸テーマについて議論します。
*著作権者の許可なくこのサイトの内容の全てまたは一部をいかなる手段においても
複製・転載・複写等することを固く禁じます。*
- 他年度のセミナー
- ( 2019年度 、 2018年度 、 2017年度 、 2016年度 、 2015年度 、 2014年度 、
- 2013年度 、 2010年度 、 2009年度 第3期 、 2009年度 第2期 、2009年度 第1期 )
-
プログラム
第1回2008年6月28日(土)14:00〜16:00「歴史に学ぶ後継者論」
第2回2008年7月12日(土)14:00〜16:00「M&Aと新会社法」
第3回2008年7月26日(土)14:00〜16:00「サブリースと借地事業」
第4回2008年9月6日(土)14:00〜16:00「消費者法のダイナミズムとビジネスのあり方を考える」
第5回2008年9月13日(土)15:00〜17:00「ノウハウ保護のノウハウ ―ノウハウを守るコツ―」
第6回2008年9月27日(土)14:00〜16:00「シャープのスマートフォン開発事例に見る商品企画マネジメント」
第1回:6月28日(土)14:00〜16:00

- ■テーマ
- 歴史に学ぶ後継者論
- ■講師
- 加藤廣(作家・経営学部客員教授)
- ■コーディネーター
- 井形浩冶(経営学部教授)
- ■テーマ
- 戦国乱世の英雄には、独自の後継者論がある。例えば、「人生五十年」で終わった信長の生き様と行動は、暴虐・非情の面と、楽市楽座の設置や西洋文化の受容、部下の家庭事情への配慮など後世高く評価される側面を併せ持つ。当時の小泉首相も絶賛した歴史小説家が現代日本企業の後継者問題について斬新な切り口で語る。
第2回:7月12日(土)14:00〜16:00

- ■テーマ
- 「M&Aと新会社法」
- ■講師
- 渡辺徹(北浜法律事務所弁護士)
- ■コーディネーター
- 池島真策(経営学部教授)
- ■テーマ
- 事業再編の方法として、会社法は、(1)株式譲渡、(2)合併、(3)株式交換・株式移転、(4)事業譲渡、(5)会社分割といった手法を用意している。これらの手法には、それぞれ特徴があり、その長所・短所をよく理解して使いこなす必要があり、それぞれの適用場面を想定しながら、解説を行う
第3回:7月26日(土)14:00〜16:00

- ■テーマ
- 「サブリースと借地事業」
- ■講師
- 松田佳久(経営学部准教授)
- ■コーディネーター
- 井門晃(経営学部講師)
- ■テーマ
- 大手不動産会社よるサブリース事業を、平成15年10月以降の一連の最高裁判決は賃貸借事業であるとし、事業者からの家賃減額請求も可能であるとしているが、その論理ははたして地代自動増額特約を有する借地事業にも該当するのか、という点を論ずる。
第4回:9月6日(土)14:00〜16:00

- ■テーマ
- 「消費者法のダイナミズムとビジネスのあり方を考える」
- ■講師
- 坂東俊矢(京都産業大学法科大学院教授)
- ■コーディネーター
- 黒田尚樹(経営学部専任講師)
- ■テーマ
- 消費者をめぐる法や政策が大きく動いている。それはビジネスに大きな影響を与える。お客様の信頼を得ることはコンプライアンスの目標でもある。では、消費者法をどのように理解すれば良いのか。それをビジネスにどう活かすか。内閣府国民生活審議会の検討委員会委員を務め、弁護士としても活躍している消費者法研究者が、具体的提案を語る。
第5回:9月13日(土)15:00〜17:00(※この回のみ時間が異なります)

- ■テーマ
- 「ノウハウ保護のノウハウ ―ノウハウを守るコツ―」
- ■講師
- 小野昌延(弁護士・経営学部客員教授)
- ■コーディネーター
- 栗城利明(経営学部准教授)
- ■テーマ
- ノウハウとは何か。歴史上の有名なノウハウを説明し、その上でノウハウの経済・ビジネス上の重要性を述べる。特に、ノウハウ契約における注意点を述べ、具体的な例を引いて、ノウハウ保護のノウハウ、くだいて言えば、ノウハウを守るコツを説明する。
第6回:9月27日(土)

- ■テーマ
- 「シャープのスマートフォン開発事例に見る商品企画マネジメント」
- ■講師
- 中川潤子(シャープ株式会社通信融合端末事業部・副事業部長)
- ■コーディネーター
- 太田一樹(経営学部教授)
- 木村俊郎(経営学部教授)
- ■テーマ
- シャープは、通信キャリアであるウィルコム社向けに日本で初めてスマートフォン“W-ZEORO3”を開発、新規市場開拓を図った。このマーケティング事例を通じて、異業種間のコラボレーションによる商品企画マネジメント、開発段階における課題とその解決方法などを実際の開発現場の立場から紹介する。
・会場: 大隅キャンパスB館B21教室 ※第1回のみB41教室
・受講料: 2,000円/回 (6回一括10,000円)
◆アクセス
経営・ビジネス法情報センター
〒533-8533 大阪市東淀川区大隅2-2-8
大阪経済大学大隅キャンパスC館6階
TEL:06-6328-2431(代表)
交通アクセス
阪急線 上新庄駅 徒歩15分
市バス3分(井高野車庫前行「大阪経大前」下車すぐ)
地下鉄今里筋線 瑞光四丁目駅 徒歩2分