OSAKA UNIVERSITY OF ECONOMICS Faculty of Human Sciences

大阪経済大学 人間科学部 社会実装プログラム

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社会実装プログラム
CACE02

高齢者の健康増進や認知症予防!
「スマホで史跡巡り」を実施!

社会ライフデザインコース

髙井 逸史ゼミ

社会実装プログラム風景

高齢者のデジタルリテラシー向上で健康寿命の長いライフスタイルを作りたい!

髙井ゼミでは、情報格差の解消が孤独・孤立の予防につながると考え、2020年から行政などと協力して高齢者向けに1対1の「スマホ講座」を展開してきました。学生たちは、高齢者への適切な接し方や、スマートフォンのどの点に苦手意識を持っているかを学び、一人ひとりに合った柔軟な対応ができるようになりました。
2020年以降のコロナ禍では、外出や対面での交流が制限され、活動制限が虚弱高齢者に健康被害をもたらすことが調査で判明しました。これを受け、健康被害を最小限に抑えるために孤独・孤立の予防が重要と考え、学生によるスマホ講座を開始しました。
受講した高齢者の多くは、グループLINEを通じて友人が増えたり、遠方に住む孫と顔を見ながら会話できるようになるなど、スマホ講座が孤独・孤立の予防に効果がありました。さらに、スマートフォンの活用が進むことで、健康づくりや生きがいづくりにもつながると考え、リアルワールドゲームス株式会社のイベントに参加しました。

高齢者の方々と、位置情報ゲームを通じて新たな発見や楽しさを共有。程よい運動にも。

参加者は、位置情報ゲームアプリをダウンロードします。少人数のグループに分かれ、チェックポイントを目指して約2kmのウォーキングを楽しみます。ゼミ生は、スマホの操作やアプリの準備、健康メリットなどの説明をしました。チェックポイントへの誘導、安全確認、史跡紹介など、参加者が不安なくイベントに参加できるようサポートしました。

STUDENT’S VOICE

ゼミ生の声

社会創造プロジェクトを実践する
貴重な経験に!

スポーツ健康コース

池内 友紀さん(兵庫県立芦屋高校卒業)

今回摂津市の史跡を歩く「スマホで史跡巡り」では、地域の高齢者の方々などの参加された方々には楽しんでいただけたのでよかったです。今回は1回限りのイベントでしたが、継続して外に出て運動をするためにどのような工夫が必要なのか、考えるきっかけになりました。
先生から「高齢者一人ひとりにアプリの使い方やその効果を理解してもらうには、どうすればいいか」という課題が出されました。はじめは高齢者に代わって学生がすべて行うものと思っていました。しかし、それではアプリの理解や活用にはつながりません。まずは今回のアプリがどういったものなのか、実際に自分のスマホにダウンロードし使うことにしました。すると、高齢者に実際に操作をしてもらい、わかりづらいところは学生が行う方がいいということがわかってきました。ただ教えるだけでは活用にはつながらないと思います。つまづく箇所を先回りし説明すると、本当に喜んでいただけました。

学生写真

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