OSAKA UNIVERSITY OF ECONOMICS Faculty of Human Sciences

大阪経済大学 人間科学部 社会実装プログラム

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実践経験豊富な教師陣

坂野 剛崇 教授

社会実装プログラム風景

専門は、司法・罪心理学、臨床心理学。大学卒業後、家庭裁判所調査官として、全国各地の家庭裁判所に勤務。主に少年事件を担当し、非行の動機や経緯、本人のパーソナリティや家庭環境などから事件が引き起こされたメカニズムを解明し、再犯のない健全な社会人として生活できるようにするための調査を担当してきた。
2014年4月に大学教員に転出し、2020年4月から本学で研究と教育に携わる。
現在の主な研究テーマは、「犯罪・非行のメカニズムの解明と立ち直り支援のあり方」であり、犯罪・非行体験者本人やその家族へのインタビュー調査を行っている。また、臨床心理士・公認心理師として、窃盗を繰り返したり、殺人や薬物乱用、性犯罪などの犯罪・非行があったりした人やその家族(犯罪加害者家族)へのカウンセリングなどの更生支援活動や、実際の刑事事件の裁判における心理鑑定を行っている。

被害者・加害者の心理学

「犯罪」「いじめ」「虐待」「DV」「ハラスメント」「SNS上の誹謗・中傷」(2023年度は、「闇バイト」「ホストの売掛け問題」「京アニ事件」も取り上げました。)など、生活の中で起きているさまざまな被害が生じる社会問題を題材に、被害を受けた人、加害行為をする人の心理などについて検討していく授業です。授業では、実際の被害者、加害者の状況に関する資料を基に、双方の心理やトラブルが生じる原因やメカニズムについて、グループワークとして学生同士が話し合い、問題の予防や対応、被害者にも加害者にもならないためにどうすればいいかなどを考えていきます。
この授業は、所謂「知識を教える」というものではありません。学生同士が話し合う中で、日常で遭遇する社会事象を多角的に検討して課題を発見する力、また、対応を検討するための分析力、コミュニケーション力を身につける科目です。

STUDENT’S VOICE

ゼミ生の声

正解のない問いに対して
深く考える面白さ

現代心理学コース

北地 隼さん(大阪府立千里青雲高校卒業)

この授業はどの授業よりも真剣に受けることができました。
実際にあった事件や、その際の加害者、被害者の考えについて、グループワークを通じて自分の意見を考え発信したり、他の学生の意見を聞いたりすることで、深く考える機会が多かったです。

学生写真

現代心理学コース

井阪 歩美さん(兵庫県立西宮今津高校卒業)

事件や事故など、本当に起こっている悲惨な出来事を扱うため、真剣に向き合うことができました。 グループワークで議論したり、発表したりする機会が多かったですが、答えのない問題だったのですごく意見がしやすかったです。
事件に隠れた心理に触れることで、人間の良いところも悪いところも「人間らしさ」として学ぶことができました。

学生写真

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