2025.03.12
学生生活
難関資格試験突破!行政書士試験合格の軌跡
荒内奏斗さん(経営学部3年)

経営学部第2部の荒内奏斗さん(3年生)が、難関資格である行政書士試験に見事合格しました。本試験は全国の平均合格率が10%前後と難易度が非常に高く、法律に関する深い知識と論理的思考が求められますが、本学が提携する大原学園(資格の大原)の講座を活用し、合格を勝ち取りました。

荒内さんは商業高校の教員を志しながらも、自身が所属する藤澤宏樹ゼミ(経営学部)で法律に興味を持ち、より専門的に学びたいと考えるようになりました。その学びを証明する手段として行政書士試験に挑戦したといいます。

限られた時間での試験対策

荒内さんは3年生の8月から、11月の試験本番に向けて本格的な勉強を開始しました。大学の授業や教職課程に加え、卓球部・将棋部の活動、居酒屋でのアルバイトと、毎日が多忙でした。特に夜間学部(経営学部第2部)でありながら、教職課程の授業は昼間に開講されていたため、終日大学にいることがほとんど。このような多忙な生活の中で、行政書士の勉強時間を確保するのは決して容易ではありませんでした。

しかし、資格講座のオンデマンド配信を活用しながら効率的に学習を進めました。大原学園のポータルサイトを利用し、リアルタイムでは質問できなくてもオンラインで疑問を解決できる環境が整っていたため、独学に近い状況でもスムーズに進めることができました。

模擬試験の結果が思わしくなかった際には、大原学園のアドバイザーからのフィードバックをもとに学習方法を修正し、最後までモチベーションを維持しました。また、試験直前には記述問題の対策講座で、難関とされる問題への対応力を高めることができました。

そのほか、問題集を繰り返し解くことで基礎を徹底的に固めることに注力。また、コインランドリーや図書館など、場所を変えて集中力を高める工夫も取り入れました。試験直前に受けた3回の模擬試験では、いずれも合格点に届かず大きな不安を抱えましたが、最後の1週間で基礎を総復習し、本番では初めて合格点を突破することができました。

資格がキャリアに与える影響

合格した今、荒内さんは「行政書士になりたいわけではなく、法律を学びたかった」と振り返ります。しかし、商業高校の教員を目指す荒内さんにとって、この資格取得は大きな意味を持ちます。「高校生のうちに資格を取ることが社会に出るときの武器になる。将来は、自分の経験を生徒に伝えていきたいです」と話します。

また、資格取得を通じて得たのは法律の知識だけではありません。勉強時間の確保の難しさ、挫折しそうになったときの踏ん張り方、効率的な学習方法の工夫など、試験勉強を通じて身につけたスキルは、これからの人生においても役立つと考えています。

大原学園の行政書士講座を活用して合格を果たした荒内さんの挑戦は、多くの学生にとって大きな刺激となるでしょう。「自分だけの挑戦ではなく、これをきっかけに後に続く人が増えてほしいと思っています」と締めくくりました。

試験合格後、経営学部長の江島由裕教授(写真右)とゼミ指導教員の藤澤宏樹教授(写真中央)から祝福を受ける荒内さん
経営学部長・指導教員の声

江島由裕 経営学部長
おめでとう。難関試験に挑戦し、見事に合格というのは「言うは易し行うは難し」です。そこには、何倍もの目に見えない努力が隠れているのではないでしょうか。是非、自分を褒めてあげてください。そして、この経験は必ず次の挑戦の自信につながるはずです。これからも「挑戦を楽しむ」マインドを持ち続けてください。Good Luck!

藤澤宏樹 教授
難関試験の合格を共に喜びたいと思います。合格という結果はもとより、将棋部の試合、ゼミ調査など日程が立て込んでいた中、時間を作って勉強したというプロセスも称えたいです。よく頑張りました!

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