2025.07.18
学生生活
2025年度 第1回課外活動表彰式を開催

2025年7月11日、「2025年度 第1回課外活動表彰式」を執り行いました。今回は、クラブ活動で優秀な成績を収めた3団体と個人11名が表彰されました。

“勝って兜の緒を締めよ”-選手たちへの熱い祝辞

まずはじめに、明石光史学長補佐から祝辞が贈られました。明石学長補佐は、「たゆまぬ努力こそがこのような素晴らしい結果を生んだ」と述べ、選手たちのこれまでの努力を称えました。そして「スポーツの世界では成果を残して終わりではなく、また次の目標が生まれる。その目標の達成に向けて、これからも努力を続けていってほしい」と選手たちの更なる飛躍に期待を寄せていました。

また“スポーツ・インテグリティ”にも言及。インテグリティとは、高潔さや正しさなどを意味する言葉です。明石学長補佐は、スポーツがドーピングやハラスメントなどの脅威から守られ、高潔で価値ある状態で社会に存在することの重要性を選手たちに訴え、「スポーツ・インテグリティを脅かす存在が、自分たちのすぐそばにあることは事実。“勝って兜の緒を締めよ”ということわざもあるように、結果を残したからこそ、スポーツマンとしてさらに気を引き締めてほしい」と強く語りかけました。

単純な“キレイ”ではなく、それ以上のものを魅せたい

その後、明石学長補佐から各団体・選手に表彰状の授与がなされました。
「第97回日本学生氷上競技選手権大会 男子3・4級」で見事優勝を果たした、アイススケート部(フィギュア部門)主将の坂部魁士さん(経営学部3年生)が受賞者代表挨拶を務め「このような結果を残せたのは支援してくださる方々の存在があったから。さらに上を目指して選手一同努力を重ねていきたい」と、表彰を受けた今の思いを述べました。

受賞者代表挨拶を務める坂部さん(アイススケート部主将)

式終了後、坂部選手にフィギュアスケートという競技の魅力や、今後の目標について、インタビューを行いました。

―――今回、素晴らしい結果を残せたことについて、自分のどのような努力がその結果に結びついたと感じますか。

自分の演技プログラムの中で、欠けているところに目を向けて、毎日一つずつ改善するように心がけてきました。改善点を放置せず、少しずつでも着実に改善することが大切で、それを続けてきたことが良い結果につながったと思います。

―――大学の部活動と聞いて、フィギュアスケートをイメージする人は少ないと思いますが、この競技を始めたきっかけや、その魅力について教えてください。

浅田真央選手のオリンピックでの演技に感動して、10歳からフィギュアスケートをはじめました。浅田選手の演技が自分に与えてくれた感動を、自分も人々に届けられたらいいなと思っています。
滑っているときのスピード感や氷の上で回るときの爽快感は、この競技でしか味わえないものだと感じていて、その感覚を味わいながら演じるのが、フィギュアスケートの楽しさであり魅力だと感じています。

―――選手として、主将として、今後どのようなことを目標に据えていますか。

選手としては、プログラムの中でミスなく滑りきることをまずは大切にしたいです。その上でプログラムのもつ雰囲気を丁寧に表現し、単純な“キレイ”ではなくその中にあるものを魅せたいと思っています。
主将としては、部員獲得が課題の一つです。とはいえ、部員数が少ないことを活かして、全員の意見に耳を傾け、それらをしっかり反映させながら部活動に取り組んでこられたことはよかったと感じています。インカレ出場も視野に入れ、部員同士力を合わせて練習に励みたいと思います。

表彰を受けて思う、今までとこれから

個人表彰を受けた選手たちの声を、一部紹介します。

ハンドボール部主将 相葉颯一朗さん(経済学部3年生)
“選手として活躍するには何をすべきか”ということを、部活以外の時間にも考えてきた。力のある選手のプレーを積極的に見て学び、それを自分なりに吸収することを意識してきたのがよかったと思う。
今後の目標は、関西リーグでの1位獲得。そのためにも、部員全員がチームに関心を持ち続けられるようなチームにしていきたい。主将としてまずは自分が行動することを忘れずに、より良いチームを作り上げて、結果を残したい。

ハンドボール部 鎌仲奏太朗さん(経営学部4年生)
正直なところ「最上級生としてもう少しやれたかな」という気持ちがある。今回結果を残せたのは、自分の実力だけではなく、後輩たちの支えがあったからだと思う。
4年生の自分に残された時間は多くはないが、インカレでのベスト4を目標に、結果を残して次の世代につなげていきたい。そして後輩たちには、もう一段レベルアップを目指してもらえればと期待している。特に3年生は、今の時期から一丸となって、積極的に主将を支えていってほしい。

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