2025.12.22
学生生活
誰一人取り残さない避難を目指して ― 講義中の地震を想定した消防・防災訓練

2025年12月10日(水)、講義中に震度6弱の地震が発生したという想定のもと、消防・防災訓練を実施しました。

本学では、災害発生時に学生・教職員が迅速かつ安全に行動できる体制づくりを目的に、定期的な防災訓練を行っています。昨年度は、学生を守る立場となる職員を中心とした訓練を実施しましたが、今年度は講義中の教員および学生が自ら身の安全を確保し、火災を伴う状況下で避難するまでの一連の流れを確認することを目的としました。

訓練は、緊急放送を合図にシェイクアウト訓練を行うところから始まり、揺れが収まった後、教職員の指示に従って学生が階段を使用して避難しました。また、車いすを使用する学生2名を含め、全員が安全に避難できる体制の強化を重点項目とし、救助担架を用いた搬送や、複数人で協力して支援する方法についても実践的に確認しました。あわせて、初期消火を想定した消火器の使用方法についても理解を深めました。

訓練風景
地震発生から安全に避難するための一連の流れ
まとめ

今回の訓練では、単に避難経路を確認するだけでなく、状況に応じて周囲が声を掛け合い、支え合いながら行動することの重要性を、教職員・学生が共通認識として持つ機会となりました。

本学では、学生・教職員の生命を守り、学びの場を継続していくため、災害発生時に迅速かつ安全な対応ができる防災体制の整備と、防災意識の醸成に取り組んでいます。地震や火災などの緊急事態に備え、誰一人取り残されることのない避難支援体制の強化に向け、今後も実践的な防災訓練を継続して実施してまいります。

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