2026.02.09
学生生活
ユニークなアイデアを武器に、学生たちがブランドデザインコンテスト「BranCo!」で大健闘!

12月20日(土)、東京大学駒場キャンパスで開催された、ブランドデザインコンテスト「第14回 BranCo!」の二次審査に、本学学生3名が出場しました。「BranCo!」(※)は博報堂と東京大学教養学部が共催する、大学生のためのブランドデザインコンテストです。課題となるテーマが毎年設けられ、今年のテーマは『創造性』。200組近くの大学生グループがエントリーし、テーマについてのインプット~アウトプットに取り組み、個性や魅力あふれるブランドデザインを創出します。
(※)「BranCo!」公式HP:https://branddesigncontest.com/

アルバイト先での出会いから始まった、3人の“共創”

本学から参加し、見事二次審査まで進んだのは、情報社会学部3年生の渡邉要さん/津村忠さん・経済学部3年生の木村風雅さんのグループです。
渡邉さんは元々広告やデザインに興味があり、ゼミ生ではないものの、情報社会学部の弦間一雄ゼミに積極的に参加していたそうです。そこで弦間ゼミの学生たちが「BranCo!」に参加することを聞き、自分も参加したいと思ったのが、今回の参加のきっかけだったといいます。
しかし、「BranCo!」は“共創”を重視したコンテストであるため、一人での参加は認められていません。そこで渡邉さんは、同じアルバイト先の津村さん・木村さんを思い切ってスカウト。あまり面識のない関係性だったそうですが、2人から嬉しい返事をもらい、約半年間にわたる3人での共創がスタートしました。

左から順に、木村さん・渡邉さん・津村さん
そうだ!恋バナ風に会議をしてみよう!

コンテストでは、プレ審査(書類審査)を通過した120組が、一次審査(5分間の動画審査)に進みます。
一次審査に進んだ渡邉さんたちは、「“積極的に意見を出して創造的な会議にしよう”とよく聞くけれど、どう会議を動かせば創造的な会議になるのか?」という視点で『創造性』にアプローチしました。そして、事務的・形式的になりがちな会議に、あえて感情的な恋バナの要素を盛り込むことを思いつきます。会議での意見は「好きピ」(=好きな人という意味の若者言葉)と言い換えるなど、誰もが楽しんだことのある恋バナのような会議であれば、上下関係にとらわれずざっくばらんに意見を出し合うことができると考えたのです。
そんな渡邉さんたちの遊び心あふれるアイデア「恋する会議」は、そのユニークさが評価につながり、見事一次審査を突破しました。

ヒントになってくれたのは、あの頃の“たからものばこ”

二次審査では、一次審査を通過した上位36組が6ブロックに分かれ、15分間のプレゼンテーションで競い合います。また別の視点から『創造性』を捉えることにした渡邉さんたちは、「イドハッチ」というブランドデザインを携えて二次審査に臨みました。

「イドハッチ」とは、無意識の欲求(instinctive desire)と孵化(hatching)を組み合わせた造語です。
『創造性』の卵は誰もが持っていて、それを孵化させるためには“サナギ”になって自分と向き合う必要があると考えた渡邉さんたち。しかし、自分と向き合うことは、面倒で重く、しんどいことでもあります。
そこで、自分の好きなものを入れるための、“サナギ”のようなロッカーを提供しようと考えました。ロッカーに好きなものを入れると、中にいる妖精のキャラクター(キャラクター名:イド)が姿を変えていき、その様子を専用のアプリで見ることができる仕組みです。自分が入れたものに合わせて姿を変えていくイドとの、何気ないコミュニケーションを通じて、自分の“好き”と向き合うことができます。
渡邉さんたちは、「子どもの頃に持っていた“たからものばこ”から着想を得て『イドハッチ』は生まれました。———あの頃のように自分の“好き”を集めれば、自分の心の輪郭が見えてくる。そして、見えてきた自分の心に楽しく向き合うことで『創造性』は発揮されていくのだと思う」と語っていました。

二次審査のために作成したスライド

プレゼン用のスライドは、100ページを越える超大作。見ている人が自分ごととして受け取れるよう、直感的に伝わることを目指して作成したそうです。また、発表時の台本はイドの形に切り抜いた段ボールに貼り付けるなど、ここでも遊び心を大切にしました。
15分間の激闘の結果は、ブロック2位。決勝にあと一歩届かず、悔しさをにじませながらも、「自分が東大でプレゼンする日が来るなんて、思ってもみなかった」「ひと夏を捧げたと本気で思えるくらいの時間を過ごせた」と笑顔で振り返っていました。

1人では生み出せなかったモノ

渡邉さんたちが口を揃えて話していたのは、「性格や学んでいることがまるで違う3人だから良かった」ということです。渡邉さんと津村さんは同じ情報社会学部に在籍していますが、渡邉さんはデザイン系、津村さんは社会調査系の授業を多く履修。経済学部に在籍する木村さんは、統計やデータ処理を学んでいます。
アンケート調査/結果分析・パワーポイント作成など、すべきことは山ほどありましたが、それぞれの得意分野を活かしながら、「恋する会議」や「イドハッチ」を形にしてきました。渡邉さんは、「チームで取り組むことができて良かった。1人ではたどり着けないところまでいけた気がする」と話していました。

渡邉さんたちのように、人と人が関わりあうことで生まれる「創発」を本学では大切にしています。大阪経済大学はこれからも、学生たちの「創発の場」であり続けたいと考えています。

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