2026.03.26
学生生活
DAIKEI創発プロジェクト(2025年度) 最終報告会を実施 ― 実践を通じて“創発”へと結実

2026年2月19日(木)、図書館ラーニング・コモンズにて「2025年度DAIKEI創発プロジェクト最終報告会」が開催されました。

本学の教育・学習支援センター(SCTL)が主催する本プロジェクトは、大阪経済大学のミッションである「生き続ける学びが創発する場」を体現する取り組みとして、学生がグループで協働し、自ら掲げた目標に挑戦することで、新たな“創発”を生み出すことを目的としています。約半年にわたる活動の集大成として、11のプロジェクトが成果を発表しました。

当日は山本俊一郎学長の挨拶の後、各チームによるPRタイムとポスターセッションが行われ、学生たちは活動の成果や課題、今後の展望について発信しました。

ポスターセッション資料
11プロジェクトの成果報告

◆チャレンジ部門

①清掃の呼吸 壱ノ型 ビーチクリーン大作戦!
【グループ名】Re:fillion

環境保全と地域貢献を目的に、週1回の清掃活動を継続的に実施している。大学周辺やグラウンドの環境美化に取り組むとともに、SNSを活用して参加者を募り、活動の輪を広げてきた。2025年10月には堺浜ふれあい再生ビーチにて清掃イベントを実施し、環境問題への関心喚起と実践の場づくりを両立させた。

②あなたの知らないメタバース 図書館の世界
【グループ名】DKDメタバース部

図書館の利用促進を目的に、本学図書館およびA館をメタバース空間として再現した。図書館1~3階とA館のモデリングは完成しており、体験可能な状態に仕上がっている。DAIKEIピア・サポーター「DOGs」と連携し、入学前教育での活用を予定している。新入生が大学生活を体感的に理解できるコンテンツとしての展開が期待される。

③みんなが喜ぶ「リユース」の世界(みんリユ)
【グループ名】トールサイズ3MEN

学生課に届けられる忘れ物の多くが未返却のまま処分されている現状に着目し、リユースの仕組みづくりに取り組んだ。図書館1階ラーニング・コモンズにて充電ケーブルの貸し出しを試験的に実施し、利用者向けフォームも設置。その結果、44名の利用が確認され、実用性とニーズの双方を裏付ける成果となった。

④delete C 大作戦 みんなでがんを治せる病気に!
【グループ名】がん治療応援隊

がん治療研究の支援を目的としたプロジェクト「delete C」に参画。歩数計測アプリを活用したイベント参加や対象商品の購入などを通じて、日常の行動が寄付につながる仕組みの中で活動を展開した。これらの取り組みによって生まれた収益の一部は、実際にがん治療研究へと活用される仕組みとなっている。

⑤世界史の教材アプリを作る
【グループ名】ヒストリア梶田とエンジニアリング山田と村上

「地図から学ぶ」をコンセプトに、時間軸と地図を連動させた世界史学習アプリを提案した。時間の流れに応じて歴史上の出来事やキーワードが地図上に表示される仕組みを構築している。情報源には編集工学研究所『情報の歴史21』を活用し、内容の正確性と体系性を担保している。

⑥学生の友達「がくとも」
【グループ名】テンミー事業部

学生同士の交流を促進するアプリを開発し、リリースを完了した。現在はユーザー拡大に向けてSNSを活用した情報発信を行っており、公式Instagramも開設している。アプリを通じた新しいコミュニケーションの形を提示し、学内のつながりを広げる取り組みを進めている。

◆イベント・コンテスト部門

①データ好き、集まれ!大作戦
【グループ名】データサイエンスコンペ盛り上げ隊

データを活用して社会課題を解決する「データサイエンスコンペ」の企画・運営を担当した。講義内での周知や大学祭での広報活動などを通じて参加者を増やし、参加チーム数を7組から15組へと拡大した。最終発表では「オーディエンス賞」を導入し、来場者も評価に参加できる仕組みを取り入れることで、イベント全体の一体感と盛り上がりを創出した。

②繊維のゴミから循環型社会へ
【グループ名】繊維のゴミから美しい花をつくる隊

廃棄予定の衣類からつくられたサーキュラーコットンペーパーを用いて花を制作し、循環型社会の実現を発信した。あべのハルカス近鉄本店「ハルカス学園祭」では作品の展示・販売に加え、ひまわり制作のワークショップを実施した。参加者数は限定的であったものの、課題を明確にし、今後の改善に向けた検討を進めている。

③Canvaマスターになろう!
【グループ名】めざせCanvaマスター

デザインツール「Canva」の活用スキル向上を目的に、週1回の勉強会を継続して実施した。制作したポスターを用いてプロジェクト広報を担い、協力者を6名増やした。さらに、Canva講習会を開催し、2日間で計17名が参加するなど、学内のデザイン活用の裾野を広げた。

④続!プロギングでみんなのココロとカラダに健康を
【グループ名】プロギングチーム「TEAM PJ」

ジョギングとごみ拾いを組み合わせた「プロギング」を継続的に実施した。朝8時に集合し、メンバー同士で声を掛け合いながら活動を行っている。1回の活動で1kgを超えるごみを回収することもあり、環境美化への貢献とともに、運動習慣の定着やチームで取り組む意義の醸成につながっている。

◆個人部門

①DAIKEI創発プロジェクト「手紙」
【個人】経営学部 金友聡則さん

手書きのやり取りによる新たな交流の形を提案し、SNSに頼らないコミュニケーションの可能性を模索した。中間報告以降、協力者を得るなど一定の進展が見られた一方で、既存のコミュニケーション手段との差別化や実行プロセスの明確化といった課題も明らかとなった。今後は企画の具体化と実装に向けた検討が求められる。

最終報告会の様子
学びを次の挑戦へ

担当教員による講評では、「目標を掲げるだけでなく実際に行動に移すことの重要性」や「新しい発想を恐れず挑戦する姿勢」の大切さが強調され、山本俊一郎学長は「言葉にならない感動を感じた」と学生たちの取り組みを評価し、「活動を継続し、次の世代へとつないでほしい」と激励しました。

約半年にわたる活動を通じ、学生たちは「考える」だけでなく「実行する」経験を積み重ねてきました。その成果は、学内外に具体的な変化として現れ始めています。

DAIKEI創発プロジェクトで得た学びは、それぞれの次の挑戦へとつながっていきます。このキャンパスから生まれる“創発”が、これからどのように広がっていくのか――今後の展開にも注目です。

この記事をシェア