2023.01.16
学部・大学院
浅田拓史ゼミが「ハルカス学園祭」にブース初出展

2022年11月17日(木)から5日間、近鉄百貨店(あべのハルカス近鉄本店)で開催された「ハルカス学園祭」に大阪経済大学の学生たちがブースを出展しました。「ハルカス学園祭」は、産学連携により開発した商品、授業で制作した作品を販売・展示するほか、ゼミやクラブ・サークルでの活動を紹介するイベントです。

第2回目となった今回は約25の大学と学生団体が集結。初出展となった大阪経済大学浅田拓史ゼミによる「くすのきエール・マルシェ」について、出展内容と当日の様子をご紹介します。

飛ぶように売れた、美味しいスイーツやかわいい小物

今回のハルカス学園祭での出展では、以前からくすのきエール・マルシェと連携している5つの福祉事業所に加え、新たに2つの福祉事業所とも連携。7つの福祉事業所の商品を学生がセレクトして販売しました。販売された商品は以下のとおり。

●フリーダム創生(大阪市東淀川区)
良質の素材を使った安全・安心なお菓子

●わかあゆ(大阪府茨木市)
手縫いのティディベアや革を使ったアクセサリー、カラフルなキャンドル

●サリュ(京都府京都市)
和柄のポーチやペンケース、つまみ細工や七宝焼きのアクセサリー

●熊のB(大阪市東住吉区)
利用者の方が描くイラストや絵画などをマグカップやキーホルダーといったオリジナルグッズ

●ワークセンターこすもす(奈良県郡山市)
使用済みやミスタイプなどの点字用紙を再利用した封筒や一筆箋、ペーパーバッグ

●book and cafe cocoaru(大阪市城東区)
丁寧かつ繊細にハンドピッキングし、自家焙煎したドリップバッグコーヒー

●LaLa-chocola(大阪府高槻市)
福祉事業所の利用者の方が原材料の計量や仕上げのコーティング、袋詰めしたチョコレート

クラウドファンディングを利用してパッケージ刷新!

「ハルカス学園祭」への初出展と2つの連携施設の増加に加えて、くすのきエール・マルシェの学生たちが新たに取り組んだことが「クラウドファンディング」です。

学生たちは連携する福祉事業所との打ち合わせを重ねる中で、販売数をさらに拡大するにはどうすればいいのか考え、より見栄えがして贈り物にも使えるようなパッケージにすることを企画しました。とはいえ、パッケージ刷新には費用がかかります。そこで、学生たちは、今回のハルカス学園祭に出展したフリーダム創生のパッケージ刷新について、クラウドファンディングを利用して寄付を呼びかけたところ、多くの方が賛同してくださり、わずか1週間で目標額をクリア。大阪経済大学のシンボルでもあり、くすのきエール・マルシェの名称にもなっている「楠」を描いた可愛いパッケージが完成しました。

クラウドファンディングに取り組んだ学生の一人、稲田汐莉さん(情報社会学部4年)は「ネット経由で支援いただいただけでなく、大阪経済大学大樟春秋会(同窓会組織)に訪問したり、大阪商工会議所に寄付依頼書を送付したり、積極的に動いたことが実を結びました。多くの方に支援いただき、喜びと感謝でいっぱいです」と語ってくれました。

学生の声

今回新たにくすのきエール・マルシェと連携した福祉事業所を担当した学生たちの声を紹介します。

野村流偉さん(情報社会学部2年)
今回、新たな連携先を選ぶ際、先輩をはじめ他のメンバーの連携先や商品とのバランスを考えたり、しっかり交渉ができるよう計画を詰めたりしました。「LaLa-Chocolat」のチョコレートは単価が高いため売れるのか心配もありました。しかし、ほぼ完売したので安心しました。この経験を今後のくすのきエール・マルシェでの活動に活かしていきたいです。

藤原怜太郎さん(情報社会学部2年)
「book and cafe cocoaru」の商品は、たくさんのコーヒー豆を一つひとつ選定する地道な作業を行う皆さんの実直な姿勢と努力の結晶です。また、職員の方が描いたイラスト入りのパッケージなど売れる工夫もなされており、ぜひ販売したいと思いました。今回のイベント用に大阪経済大学をイメージしたイラストを新たに描いてくださり、それを販売できてよかったです。